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Appleが初の折りたたみ式iPhone、通称「iPhone Ultra」の心臓部にあたるディスプレイの量産を承認した。9月発表のタイムラインを維持すべく、最大のハードルだった画面の品質問題をクリアし、いよいよ実用化へのカウントダウンが始まった。
今回の承認で動いたのはサムスンディスプレイだ。ベトナム工場で初期生産に着手し、Appleが要求する70%という厳しい歩留まり基準を大幅に上回ったという。さらに3年間の独占供給契約を結んだことで、競合メーカーは当面この最先端パネルを調達できない。
このパネルには、偏光層を無くして薄型化と高輝度を両立する「CoE技術」や、最新の有機材料「M16」が投入される。現行のGalaxy Z Foldシリーズを凌駕する電力効率と美しさを備えるのは確実だ。
一方で、懸念材料も浮き彫りになっている。3Dプリント技術を採用したヒンジ(折りたたみ軸)から、組み立て後にきしみ音が発生する問題だ。Pro Maxを超える超高額モデルになる以上、この異音はブランドイメージを損ないかねない。
業界内では、この製造プロセスの微調整により発売が最大1ヶ月ほど後ろ倒しになるとの認識が広がっている。それでも9月のイベントでお披露目される可能性は極めて高い。
初期の発注数は300万枚と、iPhone全体の規模から見れば極めて限定的だ。Appleはこれを大量に売る実用機ではなく、圧倒的な技術力を示すステータスシンボルとして位置づけている。ヒンジの異音問題を完全に封じ込め、完璧な仕上がりで富裕層の物欲を刺激できるか。秋の答え合わせが待ち遠しい。
Source:The Elec

