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高コスパスマホの代名詞として注目を集めていたNothingのサブブランド「CMF」が、スマートフォンの新機種開発を事実上凍結しました。メモリ(DRAM)やストレージ(NANDフラッシュ)の深刻な価格高騰が背景にあり、低価格と高スペックの両立が不可能になったためです。
昨年発売され、120Hz駆動の有機ELや500万画素の望遠カメラを備えながら279ドルという驚異的な安さで市場を沸かせた「CMF Phone 2 Pro」。しかし、現在このモデルはNothingの公式サイトから姿を消しています。共同創設者のアキス・エヴァンゲリディス氏もX(旧Twitter)で、2026年内の新型CMF Phoneの投入を見送ることを明言しました。
この決断は、低価格帯スマホ市場がいかに世界的な部品不足の直撃を受けやすいかを浮き彫りにしています。利益率の低いエントリーからミドルレンジの端末は、数ドルの部品値上がりが致命傷になるからです。Nothingは無理なスペックダウンや値上げでブランドイメージを損なうより、一時撤退という現実的な選択をしました。
A lot of you have been asking when the next CMF phone is coming and as always we'd rather be transparent.
— Akis Evangelidis (@AkisEvangelidis) June 19, 2026
CMF Phone 2 Pro was a product we were incredibly proud of. It even won Budget Phone of the Year from MKBHD and the response from all of you made it even more special.
We…
一方で、利益幅に余裕のあるメインブランド「Nothing Phone」の開発は継続され、メモリ高騰の影響を価格転嫁などで吸収する構えです。今後はスマートウォッチやイヤホンなど、DRAM危機のダメージが少ない他カテゴリーの製品群で勝負をかけます。
さらに、Nothing Phoneは4(b)の噂まであがっているので、こちらのシリーズは変わらず継続でしょう。
とはいえ、半導体不足による価格高騰は今後数年間は続くとみられ、スマホ市場の「安くて良いモノ」の選択肢は狭まる一方です。もし手頃なミドルレンジ端末を探しているなら、無理に登場を待つよりも、流通在庫が残っている既存モデルを早めに確保するのが賢い選択と言えます。

