コンパクトかつハイエンド。この二律背反を極限まで突き詰めたゲーミングタブレットの決定版がついにベールを脱いだ。レノボが米国で販売を開始したLegion Tab Gen 5は、手に馴染む8.8インチというサイズ感に、現行最高峰のSnapdragon 8 Elite Gen 5を詰め込んだ、まさにモンスターマシンだ。
これまで小型タブレット市場はiPad miniの独壇場だった。しかし、多くのゲーマーが不満を抱いていたのは、画面の書き換え速度、つまりリフレッシュレートだ。iPad miniが60Hzに留まる中、このLegion Tabは165Hzという驚異的な滑らかさを実現している。
さらに、3,040×1,904ピクセルという高精細なIPS液晶は、DCI-P3 99%の広色域をカバー。標準輝度も600ニトと高く、屋外でのプレイも難なくこなすスペックを誇る。

内部構成に目を向けると、12GBのLPDDR5T RAMと256GBのUFS 4.0ストレージを組み合わせた単一モデルに絞り込まれている。余計な選択肢を排除し、最高速の体験だけを提供する潔さは、プロ仕様のデバイスらしい。
驚くべきは、9,000mAhという大容量バッテリーを積みながら、重量をわずか360g、厚さを7.59mmに抑えた点だろう。これは、長時間の片手持ちプレイでも疲れを感じさせない、絶妙なバランス設計の賜物だ。
特筆すべきは、ゲーマーの利便性を徹底的に考え抜いたインターフェースだ。デュアルUSB-Cポートの採用により、横持ちでの充電と有線コントローラー、あるいは外部出力の同時使用をストレスなく行える。アルミボディの質感も相まって、所有欲を満たす仕上がりとなっているのは間違いない。価格は849ドル。決して安価ではないが、フォリオケースと68Wの急速充電器が同梱される点を考慮すれば、その価値は十分にある。
最新のAndroid 16を初期搭載し、microSDで最大2TBまで拡張可能という隙のなさ。このデバイスの登場は、停滞していた小型プレミアムタブレット市場を再び熱狂させるだろう。日本国内での展開については未発表だが、ゲーミング性能に妥協したくないユーザーにとって、これ以上ない選択肢が誕生した。今後のモバイルゲーミングの基準は、間違いなくこの一台に塗り替えられる。
Source:Lenovo

