Anbernicが画面付きコントローラー「RG G01」の最新ファームウェアを公開。新機能追加とバグ修正を実施

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ディスプレイと心拍センサーを搭載しながら約39.99ドルという破壊的な価格で2025年末に登場し、界隈をざわつかせたAnbernicのワイヤレスコントローラー「RG G01」。

その特異なハードウェアを実用的なゲーミングデバイスへと引き上げる、ファームウェアバージョン1.41の配信が開始された。

今回のアップデートの目玉は、セミオートマチックのターボ(連射)機能の追加。

これまではボタンを一度押すと連射が続き、もう一度押すと止まるフルオートモードのみの仕様だった。しかし新たに、ボタンを押し続けている間だけ連射が有効になるセミオートマチックモードを実装。アクションゲームやシューティングゲームにおいて、プレイヤーの直感的な操作と連射のタイミングがようやく合致する。

さらに、トリガーボタンの外側デッドゾーン領域を「円形」か「正方形」から選択できる機能も追加。加えて、振動の強さも最適化され、より明確なレベル調整を実現した。

8BitDoやFlydigiなどがしのぎを削るアンダー50ドルの価格帯。RG G01は「画面と心拍計」という飛び道具で一気に注目を集めたが、こうした地道な操作感の改善こそが、単なるキワモノから定番デバイスへと脱皮するための重要な試金石となる。一発の話題作りで終わらせず、コアゲーマーの要求に真っ向から応えようとする姿勢が垣間見えるアップデートだ。

ただ、実際の適用にはいくつか注意点がある。

最大のネックは、ファームウェアの更新作業にWindows PCが必須となる点。公式が公開している2分間の解説動画で手順は確認できるが、手軽なスマホ完結とはいかない。

また、ソフトウェアのダウンロード先にもトラップが潜む。公式サイトの「その他のソフトウェア」からアクセスできるリンクのうち、現在Googleドライブのリンクは機能していない模様。用意された2つ目の代替リンクを利用するのが確実だ。

ハードウェアのポテンシャルは間違いなく高いものの、アップデート環境の洗練度にはまだ中華系デバイス特有の荒削りな部分が残る。

今後はソフトウェア更新のハードルをいかに下げていくかが、幅広いユーザー層を定着させるカギになるだろう。激戦のコントローラー市場で、ハードの魅力にソフトの完成度がどこまで追いつけるか。次なる展開に期待したい。

Source:Anbernic

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この記事を書いた人

私の始まりはプログラマーとしてシステム開発に携わり、ガジェットの内部構造や技術的な課題を深く理解してきました。その後は営業マンとして、技術が市場でどのように受け入れられ、どのようなニーズがあるのかを現場で学んできました。
この「技術的な解像度の高さ」と「市場における現実的な価値」という二つの視点が、このブログで情報をお届けする上での私の基盤となっています。

ちなみに私のガジェット愛の原点は、初代iPhoneよりもさらに昔、いにしえのPDA『Palm』に遡ります。あの頃の端末は「できないこと」だらけでした。しかし、限られた環境の中で「どうすれば目的を達成できるか」と知恵を絞り、工夫を凝らす作業こそが、私にとって最高の楽しみでした。

長らくは初代iPhoneからの筋金入りApple信者でしたが、進化の速度が凄まじい昨今、フラッグシップの安定感を持つApple製品に加え、多種多様な機能を提供するAndroid端末を深く使い込む機会が増えています。

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