これまで私たちは、静寂の中で仕事に没頭したい時のノイズキャンセリング(ANC)イヤホンと、ジョギング中に周囲の音を聞きながら安全に音楽を楽しみたい時のオープンイヤー型イヤホンの2つを、まるで着替えるかのように使い分けてきました。
しかし、AnkerがCES 2026で発表したAeroFit 2 Proは、その面倒な常識を過去のものにしようとしています。1台のイヤホンが、使う場所や気分に合わせて形を変える。そんな「魔法のような体験」が、いよいよ現実のものになろうとしています。
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世界初、形が変わるDual-Formコンセプトの衝撃
ガジェット好きなら一度は「外の音も聞きたいし、でも集中したい時は遮断したい」という、わがままな悩みに直面したことがあるはずです。AeroFit 2 Proが提示した答えは、驚くほど物理的で合理的でした。
5段階に調整可能な可動式イヤーフックを採用し、フックを動かすことで装着スタイルをオープンイヤーからANC対応の密閉型へとシームレスに切り替える。この56度の可動域が、まるで自分の耳専用に設計されたかのようなフィット感を生み出します。
実際に手に取ってみると、その変化の知覚は鮮烈です。これまでは「機能を選ぶ=デバイスを選ぶ」ことでしたが、これからは「フックを動かす」だけで、街の喧騒から自分だけの静寂へと一瞬でトリップできるのです。
これは単なる多機能化ではなく、私たちのライフスタイルそのものに最適化しようとする、新しい試みと言えるでしょう。
ちなみに、下の画像を観て頂くとわかるように、インナーイヤー型とオープンイヤー型の切り替えは、パーツを着けたり外したりとかでなく、角度でフォームチェンジさせるようですね。
ちょっと騙された感ありますけど、まぁ、いいでしょう!!!


1秒間に38万回のチェックが生む、妥協なき静寂と没入感
ここで気になるのが、ハイブリッド型ゆえの「どっちつかず」な性能不足ではないでしょうか。しかし、Ankerはこの点において一切の手を抜いていません。
内蔵された6つのセンサーが周囲のノイズを正確に捉え、1秒間に380,000回という驚異的な頻度で環境をチェック。さらに1分間に180回の微調整を自動で行うアルゴリズムが、常に最適な静寂を提供します。
さらに、ダイナミックヘッドトラッキングに対応した360度空間オーディオは、音の定位をリアルに再現します。映画を観ればその場にいるような臨場感、音楽を聴けばステージの真ん中にいるような没入感を味わえる。
オープンイヤー形態時の「音漏れ」についても最小化する設計が施されており、カフェやオフィスといった公共の場でのプライバシー確保にも配慮が見られます。こうした細かな不安の解消こそが、信頼感に繋がるのです。

語学の壁すら超える?100言語対応のAI翻訳という切り札
そして、多くの人が「えっ、そこまで?」と驚くであろう機能が、Soundcoreアプリ経由で提供されるリアルタイムAI翻訳です。100言語に対応する双方向翻訳機能は、ビジネスシーンや海外旅行でのコミュニケーションを劇的に変える可能性を秘めています。
イヤホンは単に「音を聴く道具」から、AIを介して「世界と繋がるインターフェース」へと進化しようとしています。IP55の防塵・防水性能を備えているため、突然の雨やハードなワークアウト、さらには海外の未知なる環境でも、この小さなデバイスがあなたの頼もしい相棒になってくれるはずです。
あとがき
こういう、使ってみたらどうなんだろ!?っていうガジェット好きなんですよね…日本で発売されたら速攻で買いそうではあります。
正直なところ、これまでのAnkerはAirPodsやTechnics愛用者からすると、高音が強調されすぎて好みが分かれる部分もありました。でも、少し前に発売された、Soundcore Liberty Budsを使ってから印象がガラリと変わったんですよね。
JBL Tour Pro 3ほどの重厚感とまではいかなくとも、今までのAnkerにはなかった「深みのある心地よい低音」が響くようになっていて。今回のAeroFit 2 Proも、あの進化した低音を聞かせてくれるんじゃないかと期待が膨らみます。
見た目は少しBeats Fit Proに似ていますが、そこは置いておいても、この新しい体験には投資する価値がありそうです。


