YouTubeショートの低評価ボタンが消える?YouTubeは、ショート動画の低評価ボタンのデザインを刷新するテストを実施している

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YouTubeショートをぼーっと眺めている時間が増えた現在、私たちは無意識のうちに、面白くない動画や不快な動画に対して「低評価」を下すことで、自分のタイムラインを浄化しようとしてきました。

しかし、YouTube側はどうやら私たちのその「否定的な感情」の扱い方をもっとシンプルに、あるいはもっと事務的に整理したいと考えているようです。

今回のデザイン変更のニュースを聞いて、単なるUIの変更だと片付けるのは少し早いかもしれません。これは、私たちの貴重な時間を奪い合うアルゴリズムとの付き合い方が、根本から変わる前触れなのです。

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低評価ボタンはどこへ?2025年の最新UI変更の実態

現在YouTubeが進めているテストでは、これまで独立していた低評価ボタンが、右上の三点リーダー(…)メニューの中へと隠されようとしています。しかも、ただ隠されるだけではありません。「低評価」という言葉が「興味なし」という選択肢と一つに統合されるという、かなり大胆な整理が行われています。

これまでは「この動画は質が低いから低評価」という意思表示と、「質は悪くないけど自分には関係ないから興味なし」という意思表示を使い分けていた人も多いでしょう。しかし、Googleの分析によれば、多くのユーザーはこの二つを厳密に使い分けていないというのです。

そのため、新しいUIでは親指を下げたアイコンをタップすると、それが低評価なのか興味なしなのかを問わず、ひとまとめにネガティブなフィードバックとして処理されます。表舞台から消え、メニューの奥に押し込まれたことで、ショート動画の画面はよりスッキリと、視聴を妨げないデザインへと変化しています。

なぜ統合されるのか?ユーザーが抱える「アルゴリズムへの不安」を解消する

この変更を聞いて、「自分の意見が反映されにくくなるのではないか」と不安を感じる方もいるかもしれません。しかし、YouTubeの狙いはその逆、つまり「パーソナライズの精度向上」にあります。

私たちが低評価を押す時、その心理は複雑です。 単にその動画が嫌いな場合もあれば、以前見た動画に似ていて飽きた場合、あるいは全く見当違いなジャンルが流れてきた場合もあります。

これまでのシステムでは、低評価を押しても「なぜ低評価なのか」という文脈がアルゴリズムに伝わりにくいという課題がありました。

今回のテストでは、統合されたボタンを押した後に「なぜ高く評価しなかったのか」というアンケートが表示される仕組みが導入されています。これにより、システム側は「このユーザーはダンス動画そのものが嫌いなのか、それともこの特定の楽曲が嫌いなのか」といった細かいニュアンスを理解しようとしています。

現代の視聴者にとって、興味のない動画が数秒流れるだけでもストレスです。今回の変更は、その数秒の無駄を排除し、より自分好みの「沼」に浸かりやすくするための、いわばアルゴリズムの外科手術のようなものだと言えます。

あとがき

YouTubeショートの画面から低評価ボタンが物理的に遠ざかるという変化。これに少し寂しさを感じるのは、私たちがネット上の「評価」という力に対して、どこか全能感を抱いていたからかもしれません。自分の指先一つで動画の価値を決めているような、あの感覚です。

しかし、今回のニュースを深く読み解くと、YouTubeは私たちから評価の力を奪ったのではなく、もっと実利的な「フィード管理権」を与えようとしているように見えます。

感情をぶつけるためのボタンから、自分の時間を最適化するための設定項目へ。そんな変化の兆しを感じます。

それにしても、わざわざ三点メニューを開いてまで低評価を押しに行く人がどれほどいるのでしょうか。スワイプ一つで次の動画へ行ける手軽さの中で、あえて「拒絶」の手間をかける。その手間をかけるほど嫌な動画に出会わないことこそが、究極の快適さなのかもしれません。

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この記事を書いた人

私の始まりはプログラマーとしてシステム開発に携わり、ガジェットの内部構造や技術的な課題を深く理解してきました。その後は営業マンとして、技術が市場でどのように受け入れられ、どのようなニーズがあるのかを現場で学んできました。
この「技術的な解像度の高さ」と「市場における現実的な価値」という二つの視点が、このブログで情報をお届けする上での私の基盤となっています。

ちなみに私のガジェット愛の原点は、初代iPhoneよりもさらに昔、いにしえのPDA『Palm』に遡ります。あの頃の端末は「できないこと」だらけでした。しかし、限られた環境の中で「どうすれば目的を達成できるか」と知恵を絞り、工夫を凝らす作業こそが、私にとって最高の楽しみでした。

長らくは初代iPhoneからの筋金入りApple信者でしたが、進化の速度が凄まじい昨今、フラッグシップの安定感を持つApple製品に加え、多種多様な機能を提供するAndroid端末を深く使い込む機会が増えています。

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