【速報】Nothing Phone (3)のグリフ廃止は本当？ティーザーから判明した新デザインと2025年の発売日、スペックの全貌を徹底解説！

2025年6月10日

常にスマートフォンのデザインに新たな息吹を吹き込んできたロンドンの雄、Nothing。その次期フラッグシップモデル「Nothing Phone (3)」に関する、衝撃的な情報が舞い込んできました。

ブランドの象徴とも言える背面の「グリフインターフェース」が、ついに廃止されるかもしれない──。

2025年の登場が噂される中、公式X（旧Twitter）に投稿された一枚のティーザー画像が、世界中のガジェットファンの間で大きな波紋を広げています。果たして、Nothingは自らのアイデンティティを捨て、新たな境地へと向かうのでしょうか？

本記事では、その謎に満ちたティーザー画像を徹底的に分析し、信憑性の高いリーク情報と組み合わせることで、Nothing Phone (3)のデザイン、スペック、そして最も気になる発売日について、現在考えうる全ての可能性を深掘りしていきます。

Nothing Phone (3)の最新情報まとめ

衝撃のティーザー画像、「超精密エンジニアリング」が示す未来とは？

ことの発端は、Nothingの公式Xアカウントに投稿された一枚の画像でした。

これまでのNothing Phone (1)、Phone (2)、そして廉価版のPhone (2a)とは明らかに一線を画す、極めてミニマルで、しかし複雑な構造を思わせるその画像には、「超精密エンジニアリング（Ultra-precision engineering）」という言葉が添えられています。

画像に写っているのは、ネジのようなものと、謎の切り欠きが複数配置された金属的なパーツの一部。これがPhone (3)のどの部分なのかは明かされていませんが、これまでの透明な背面パネルの下にメカニカルな構造を“見せる”デザインとは、思想が異なるように感じられます。

「超精密エンジニアリング」とは、文字通り、極めて高い精度が要求される製造技術のことです。これは、AppleがiPhoneやMacBookで用いる「ユニボディ」加工や、高級腕時計の製造プロセスを彷彿とさせます。もしかするとNothingは、これまでの「デザインを見せる」というアプローチから、**「素材と加工技術そのものの美しさを見せる」**という、より成熟したデザインフェーズに移行しようとしているのかもしれません。

このティーザー画像から、一部のファンの間では、Nothingのサブブランドである「CMF by Nothing」から登場が噂される「CMF Phone 2 Pro」のアクセサリー接続ポイント（マグネット式の独自端子）との関連性を指摘する声も上がっています。もしそうであれば、Phone (3)は、これまで以上に拡張性の高いデバイスになる可能性を秘めていると言えるでしょう。

最大の焦点、グリフインターフェースは本当に“廃止”されるのか？

Nothing Phoneの最大の特徴であり、アイデンティティそのものであった「グリフインターフェース」。着信や通知を光で知らせるこの独創的な機能は、多くのユーザーを魅了してきました。

しかし、リーク情報の中には、このグリフインターフェースがPhone (3)で廃止されるという、にわかには信じがたい噂が流れています。

なぜNothingは、自ら築き上げた成功体験を捨てるような決断を下す可能性があるのでしょうか。考えられる理由はいくつかあります。

デザインの成熟と新たな挑戦
グリフインターフェースは確かに革新的でしたが、一方で「ギミック（仕掛け）」としての側面が強いことも事実です。ブランドが成熟し、より本質的な価値（性能、使いやすさ、素材感）で勝負しようと考えた場合、グリフという象徴的な“装飾”を脱ぎ捨てる可能性は十分に考えられます。前述の「超精密エンジニアリング」は、その決意の表れなのかもしれません。
コストと内部設計の制約
LEDライトとそれを制御するシステムは、当然ながら製造コストを押し上げ、バッテリースペースを圧迫する要因にもなります。グリフを廃止することで、より大容量のバッテリーを搭載したり、冷却性能を高めたり、あるいは販売価格を抑制したりと、他の要素を強化できるメリットがあります。
機能の形骸化
多くのユーザーがスマートフォンを伏せて置くシーンは、実際にはそれほど多くないかもしれません。また、スマートウォッチの普及により、通知の確認は手元で行うのが一般的になりました。グリフインターフェースが当初想定していたほどの「実用性」を発揮できていないのであれば、廃止という判断も合理的と言えるでしょう。

もちろん、これはあくまで噂の段階です。Nothingが私たちを驚かせるのが得意な企業であることを考えれば、形を変えた、全く新しい形のグリフインターフェースを搭載してくる可能性もゼロではありません。

例えば、よりミニマルで洗練されたライトパターンや、あるいは情報表示が可能なマイクロLEDディスプレイのようなものを採用する、といった進化も期待されます。

ティーザーから読み解くデザインとカラー

グリフ廃止の噂が駆け巡る一方で、ティーザー画像からはお馴染みの要素も見て取れます。

それは「カラーウェイ」です。

今回公開されたパーツは、Nothing製品のシグネチャーカラーである「ホワイト」であるように見えます。Nothing Phone (2a)でも採用されたこのクリーンなホワイトは、ブランドの透明感やミニマリズムを象徴する色であり、Phone (3)でも引き続き採用される可能性が非常に高いでしょう。もちろん、定番の「ブラック（ダークグレー）」もラインナップされると考えるのが自然です。

デザイン全体としては、グリフがなくなると仮定した場合、よりシンプルでソリッドな外観になることが予想されます。「超精密エンジニアリング」によって、パーツ間の継ぎ目がほとんどない、一枚の板のような美しいデバイスが誕生するかもしれません。

心臓部はどうなる？予想されるスペックを徹底分析

デザインと並んで気になるのが、その性能です。元の情報では「Snapdragon 8 Eliteプロセッサなしで」という不可解な記述がありましたが、これはおそらく「Snapdragon X Elite」との混同か、あるいは何らかの誤訳でしょう。

2025年発売のフラッグシップモデルとして、搭載が予想されるSoC（プロセッサ）は、以下のいずれかが有力です。

Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3
現在（2024年後半～2025年初頭）の多くのハイエンドAndroidスマートフォンに搭載されているチップです。性能と電力効率のバランスに優れており、Phone (3)に搭載されれば、非常に快適な動作が保証されます。コストを抑えつつ高いパフォーマンスを実現するには、最適な選択肢かもしれません。
Qualcomm Snapdragon 8 Gen 4（Snapdragon 8 Elite）
2025年秋に発表が予定されている、次世代のフラッグシップSoCです。もしPhone (3)の発売が2025年の半ば以降になるのであれば、この最新チップを搭載してくる可能性も十分にあります。その場合、Phone (3)は市場で最も高性能なスマートフォンの一つとして君臨することになります。
MediaTek Dimensity 9400
近年、性能面でSnapdragonに肉薄、あるいは凌駕する性能を見せているMediaTekのDimensityシリーズ。コストパフォーマンスに優れるため、Nothingが採用する可能性も考えられます。

いずれにせよ、Phone (3)が「フラッグシップ」を名乗る以上、その時点でのハイエンドクラスのSoCを搭載してくることは間違いないでしょう。

その他のスペックに関しても、これまでのトレンドから以下のような進化が期待されます。

ディスプイ: より明るく、より滑らかなLTPO対応のOLEDディスプレイ（1-144Hz可変リフレッシュレートなど）
カメラ: Phone (2)からさらに進化したメインセンサーと超広角センサー。ソニー製の最新センサー採用に期待がかかります。
バッテリー: 4,800mAh～5,000mAhへの増量と、有線・無線ともに高速な充電機能。

発売日と価格は？2025年のいつ、いくらで手に入るのか

元の情報では「2025年7月1日」という具体的な日付が示唆されていましたが、これは過去のリーク情報に基づく予測の一つと考えられます。

Nothing Phone (1)は2022年7月、Phone (2)は2023年7月に発売されており、このサイクルを踏襲するのであれば、Phone (3)の発売は2025年の7月頃になるというのが最も有力な説です。

価格については、非常に予測が難しいところです。グリフインターフェースの廃止や、搭載するSoCの選定によって大きく変動するでしょう。

Snapdragon 8 Gen 3を搭載し、グリフを廃止した場合
Phone (2)の発売時価格（799ドル～）と同等か、あるいは少し抑えた価格設定になる可能性があります。
Snapdragon 8 Gen 4を搭載した場合
最新チップのコストを反映し、価格は10万円を超える、よりプレミアムな価格帯になることが予想されます。

Nothingはこれまで、性能と価格のバランスが取れた製品展開でファンを増やしてきました。その哲学を維持するのであれば、急激な値上げは避け、多くの人が手に取りやすい価格帯を狙ってくるのではないでしょうか。