ソニーのオーディオファンにとって、毎年恒例の楽しみといえば、1000Xシリーズの最新モデルの登場ではないでしょうか。ノイズキャンセリング性能と高音質で高い評価を得ているこのシリーズは、ヘッドホンの「WH-1000XM」と完全ワイヤレスイヤホンの「WF-1000XM」を中心に展開されています。
例年、どちらかのシリーズが刷新されることが多いのですが、今年は立て続けに新たな動きが見られるかもしれません。特に注目は、現行モデルWF-1000XM5の後継機となる「WF-1000XM6」の存在が、ソニー自身の手によって示唆されたという驚きのニュースです。そして、同時期に発表が期待されているヘッドホン「WH-1000XM6」の情報もリークされ始めています。


WH-1000XM6、発表はもう間もなくか?
まず、ヘッドホンシリーズの最新モデル「WH-1000XM6」についてです。現行のWH-1000XM5は2022年に発売されており、通常通りであればそろそろ後継機の登場が期待される時期でした。そして、どうやらその時は近いようです。
ソニーは以前から「第6章」の到来を示唆しており、これがWH-1000XM6を指していることはほぼ確実視されていました。そして今回、さらに具体的な情報として、WH-1000XM6の価格、カラーバリエーション、そして出荷日に関する情報が、複数のウェブサイト上で一時的に掲載されていたことが確認されたようです。これは、製品発表が本当に間近に迫っている強力な証拠と言えるでしょう。

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前モデルから3年間のリリース間隔を経ての登場となるWH-1000XM6。ノイズキャンセリング性能や音質がどのように進化するのか、デザインは変わるのか、非常に気になるところです。リークされた情報が具体的な内容を含むだけに、公式発表が待ちきれませんね。
ついに姿を見せた!WF-1000XM6の存在が明らかに
そして、今回の最大のニュースとも言えるのが、完全ワイヤレスイヤホンの「WF-1000XM6」に関する情報です。現行のWF-1000XM5は2023年発売と比較的新しいモデルですが、早くもその次世代機の存在が明らかになったのです。
この情報は、ソニー公式のアプリである「Sony | Headphones Connect」(通称「Sound Connect」として言及されている場合も)の内部から見つかったというから驚きです。信頼できる情報源である「The Walkman Blog」によると、ソニーは一時的にアプリ内に「WF-1000XM6」に関する情報を追加したものの、すぐに削除したとのこと。しかし、その瞬間のスクリーンショットがしっかりと押さえられていました。

image:The Walkman Blog
スクリーンショットには、「WF-1000XM6」という製品名が直接記載されているだけでなく、その小売名称がモデル番号「YY2985」と紐付けられていることが確認できます。製品の型番らしき情報まで確認できるというのは、開発がかなり進んでいることを示唆しています。
ソニーが公式アプリ内で情報を一時的に公開したということは、WF-1000XM6の開発が順調に進んでおり、もはやその存在を隠す必要がない、あるいは意図的に情報を漏らしている可能性すら考えられます。いずれにしても、WF-1000XM6が単なる噂ではなく、現実の製品として開発されていることが確実になった瞬間と言えるでしょう。
WH-1000XM6に続くか?WF-1000XM6の発売時期を予測

image:The Walkman Blog
では、WF-1000XM6はいつ頃私たちの手に届く可能性があるのでしょうか。今回のリーク情報から読み取れるヒントと、これまでのソニーの製品リリースサイクルを合わせて考えてみましょう。
前述のように、ソニーは1000Xシリーズを年に一度更新することが多いですが、必ずしもヘッドホンとイヤホンが交互に厳密なサイクルで登場するわけではありません。しかし、今回のWH-1000XM6の発表が期待されるタイミングと、WF-1000XM6の存在がアプリ内に登場した事実を組み合わせると、興味深い関連性が見えてきます。
もしWH-1000XM6が近々発表・発売されるとして、その後にWF-1000XM6が続くという流れは、十分に考えられます。特に、昨年はWF-1000XM5が発売されており、もし今年WH-1000XM6が出るとすれば、例年のサイクルから外れる形になります。ここでWF-1000XM6も今年後半に登場するとなると、今年は1000Xシリーズの大きな更新イヤーになる可能性があります。
リーク情報を提供したウェブサイトは、WF-1000XM6の発売時期について、今年後半、具体的には夏から初秋にかけてではないかと予測しています。アプリに情報が追加されるほど開発が進んでいることを考えれば、この予測は現実味を帯びています。
現在のところ、WF-1000XM5に関する認証情報や小売情報の大規模なリークはまだ見られないため、WF-1000XM5もしばらくの間は販売が継続されると予想されます。しかし、WF-1000XM6の登場が視野に入ってきた今、購入を検討している方は少し様子を見るのも良いかもしれません。
2024年はソニー1000Xシリーズから目が離せない!

今回のリーク情報は、ソニーのオーディオ製品ファンにとって非常にエキサイティングな内容でした。特に、WF-1000XM6の存在がソニー自身の公式アプリから確認されたというのは、単なる噂の域を超えた確度の高い情報です。
WH-1000XM6の発表が間近に迫っている可能性が高く、さらにその後を追うようにWF-1000XM6が今年後半に登場するかもしれない。これは、2024年がソニーの1000Xシリーズにとって大きな節目となる年になることを示唆しています。
もちろん、これらの情報は現時点では「リーク」の段階であり、ソニーからの公式発表を待つ必要があります。しかし、これだけ具体的な情報が出てきている以上、期待せずにはいられません。
WH-1000XM6、そしてWF-1000XM6は、現行モデルからどのような進化を遂げるのでしょうか?ノイズキャンセリング性能、音質、装着感、バッテリー持ち、そしてAIを活用した新たな機能など、様々な面での進化が期待されます。
