PlayStationファンの皆様、そして次世代ゲーム機の動向に注目しているゲーマーの皆様、こんにちは!今回は、ゲーム業界を揺るがすかもしれない衝撃的な噂について深く掘り下げていきたいと思います。次世代PlayStation、通称PS6の登場が囁かれる中、なんとソニーが据え置き型だけでなく、PS6 ポータブルの開発も進めている可能性があるというのです!
しかも、その携帯型PS6には、最新の3nmプロセスを採用した15WのSoCが搭載されるという驚きの情報が浮上しています。しかし、このスペックが、一部で期待されている「PS5のゲームを単体で実行可能」という謳い文句と矛盾するのではないかという議論も巻き起こっています。

PS5相当のスペック?『PS6 ポータブル』の最新情報

PlayStation 6世代、据え置き型と携帯型の二本立て戦略か?
長らく据え置き型ゲーム機の覇権を争ってきたソニーが、次世代機において携帯型ゲーム機を同時にリリースするという噂は、PlayStationファンにとって大きなサプライズとなる可能性があります。近年、Nintendo Switchの成功や、Steam Deckをはじめとする高性能携帯型ゲーミングPCの登場により、携帯型ゲーム市場は新たな活況を見せています。ソニーがこの市場に本格的に再参入することは、ゲーム業界の勢力図を大きく塗り替える可能性を秘めています。
ソニーは過去にも、PSPやPS Vitaといった携帯型ゲーム機をリリースしてきましたが、近年は携帯型ゲーム機市場から距離を置いていました。PlayStation Portalは、PS5のゲームをストリーミングプレイするためのデバイスであり、ネイティブでのゲームプレイはできません。そのため、真のPlayStationブランドの携帯型ゲーム機を待ち望む声は根強く、PS Vita以来、10年以上もその空白が続いている状況です。

性能はPS5に匹敵するのか?
今回のリーク情報で最も注目すべき点は、携帯型PS6にAMD製の3nmプロセスを採用した15WのSoCが搭載されるという点です。3nmプロセスは、現行の最先端の半導体製造技術であり、低消費電力でありながら高い処理能力を実現することが期待されます。しかし、消費電力15Wという制約の中で、本当にPS5並の性能を発揮できるのかについては、多くの疑問の声が上がっています。
この情報は、著名なAMDリーカーであるKepler L2氏が、海外のフォーラムで共有したものです。Kepler L2氏は、過去にもAMD関連の正確なリーク情報を発信してきた実績があり、その発言の信憑性は一定程度評価されています。
Kepler L2氏の投稿は、「PS6ポータブルは2028年までにあらゆるパラメータでPS5に匹敵する性能を持つようになるというChatgpt氏の意見に賛成ですか?」というスレッドへのコメントとして投稿されました。このスレッド自体が、噂されている携帯型PS6の潜在的な性能について議論するものであり、Kepler L2氏のコメントは、その性能に対する懐疑的な見解を示唆していると解釈できます。
PS5は、カスタム設計のAMD製SoCを搭載しており、その消費電力は一般的に100W以上とされています。15Wという電力制限の中で、PS5と同等のグラフィック処理能力やCPU性能を実現することは、現時点の技術では非常に困難であると考えられます。

PS5ネイティブ実行の可能性と技術的なハードル
一部の報道や噂では、携帯型PS6がPS5のゲームを、クラウドサービスによる配信型プレイではなく、単体実行できるとされています。もしこれが事実であれば、携帯型ゲーム機の歴史を塗り替えるほどの画期的な出来事と言えるでしょう。
PS5のゲームは、高いグラフィック処理能力と高速なストレージアクセスを前提として開発されています。携帯型PS6が、大幅に電力効率を高めたカスタムSoCを搭載するとしても、PS5と同等の性能を15Wの電力で実現するには、技術的にかなり困難な状況といえるでしょうけど、ソニーさんならやれるでしょう!
考えられるシナリオとしては、携帯型PS6が、PS5の初期のタイトルや、より軽量なゲームに限定してネイティブ実行をサポートするという可能性です。
しかし、最新のPS5タイトルを、画質やフレームレートを大きく損なうことなく携帯型でプレイできるというのは、現時点では非現実的な期待と言わざるを得ません。と思いますが、ソニーさんならやれるでしょう!

PlayStation Portalの存在意義はどうなる?
ソニーは既に、PS5のゲームをストリーミングプレイできるPlayStation Portalをリリースしています。このデバイスは、ネイティブでのゲームプレイはできませんが、Wi-Fi環境があれば、PS5本体で動作しているゲームをどこでも手軽に楽しめるというメリットがあります。
もし携帯型PS6が、PS5のゲームをネイティブで実行できない程度の性能であるならば、PlayStation Portalとの棲み分けが重要になってきます。
携帯型PS6は、より携帯性に優れ、ローカル環境でのゲームプレイに特化したデバイスとなるかもしれません。一方で、PlayStation Portalは、PS5のゲーム資産を最大限に活用するためのストリーミングデバイスとして位置づけられるでしょう。
将来的には、携帯型PS6が、PSプラットフォームの新たな柱となるような、独自のゲーム体験を提供する可能性も考えられます。例えば、携帯モードに最適化された新しいゲームジャンルや、据え置き型PS6との連携機能などが実装されるかもしれません。

AMDリーカーKepler L2氏の発言
Kepler L2氏は、携帯型PS6のSoCに関する情報だけでなく、据え置き型PS6のSoCに関する情報もリークしています。同氏によると、PS6のSoC設計は既に完了し、シリコン前検証段階に入っており、A0テープアウトは2025年後半に予定されているとのことです。
テープアウトとは、設計されたSoCの回路図が半導体メーカーに送られ、実際のチップ製造に入る段階のことです。A0テープアウトは、初期の試作品製造を意味し、この段階を経て、さまざまなテストや改良が行われ、最終的な製品版チップが完成します。
Wccftechのレポートでは、この情報に基づいて、据え置き型PS6の発売時期は2027年になる可能性があると推測しています。半導体の開発と製造には一般的に数年の期間を要するため、2025年後半のA0テープアウトから2027年の発売というスケジュールは、十分にあり得ると言えるでしょう。
もし、据え置き型PS6が2027年に発売されるとすれば、携帯型PS6も同時期、あるいはその直後に登場する可能性が考えられますね。
携帯型ゲーム市場の現状とPlayStationの再参入
近年、携帯型ゲーム市場は再び注目を集めています。Nintendo Switchは、据え置き型としても携帯型としてもプレイできるという革新的なコンセプトで大成功を収め、多くのユーザーに新しいゲーム体験を提供しています。
また、Steam Deckをはじめとする高性能携帯型ゲーミングPCの登場は、PCゲームの広大なライブラリを外出先でも楽しめるという新たな選択肢をゲーマーに提示しました。これらのデバイスは、高い処理能力を持ち、AAAタイトルのPCゲームも比較的快適にプレイできるため、コアゲーマーからの支持を集めています。
ソニーが携帯型PS6でこの市場に再参入する場合、Nintendo SwitchやSteam Deckといった競合機種との差別化が重要になります。
PlayStationブランドの強みである高品質な独占タイトルや、PSプラットフォームとの連携機能などを活かし、独自の価値を提供する必要があるでしょう。

まとめ
今回のPlayStation 6ポータブルに関するリーク情報は、次世代PlayStationの戦略を考える上で非常に興味深いものでした。据え置き型だけでなく、携帯型ゲーム機の開発も進んでいる可能性は、PlayStationファンにとって大きな期待感をもたらすと同時に、その性能やポジショニングについては様々な疑問も湧き上がってきます。
特に、15Wという電力制限の中で、どこまでの性能が実現できるのか、そして一部で期待されているPS5のゲームをネイティブで実行できるのかどうかは、今後の注目ポイントとなるでしょう。もしPS5並の性能が難しいのであれば、携帯型PS6ならではの独自の魅力や、据え置き型PS6との連携機能などが重要になってくるはずです。
