Appleが折りたたみ式ディスプレイのサプライヤー選定の最終段階に入ったというニュースは、折りたたみ式iPhone、そして折りたたみ式iPadの登場が現実味を帯びてきたことを示唆しています。今回はこのニュースを深掘りし、以前のリーク情報と比較しながら、Appleの折りたたみ戦略を探っていきます。

折りたたみ式iPhoneの最新情報まとめ

Appleの折りたたみ式ディスプレイへのこだわり

韓国のブログ yeux1122 がAppleのサプライチェーン情報筋からの情報として伝えた内容は、Appleが折りたたみ式ディスプレイのサプライヤー選定に近づいているというもの。

注目すべきは、Appleがサプライヤーに求める厳しい技術要件です。単に折りたためるだけでなく、薄さ、サイズ、曲率半径といった既存の業界標準を維持しつつ、耐久性と折り目防止を大幅に改善することを求めているとのこと。

これは、Appleが折りたたみ式デバイスを単なる目新しい製品ではなく、日常的に使える実用的なデバイスとして考えていることを示唆しています。

以前の情報との比較：折りたたみ式iPhoneとiPadの展望

以前から、Appleが折りたたみ式デバイスを開発しているという噂はありました。著名アナリストのミンチー・クオ氏は、折りたたみ式iPhoneはまだ計画段階で、発売は2025年後半から2027年になると予測。The Informationはクラムシェル型の折りたたみ式iPhoneが2026年に登場する可能性を報じています。

今回のサプライヤー選定のニュースは、これらの予測を裏付けるものと言えるでしょう。サプライヤー選定が2月下旬から4月上旬に完了するとすれば、2025年後半以降の発売も現実的なタイムラインとなります。

一方、折りたたみ式iPadについては、Bloombergのマーク・ガーマン氏が2028年の発売の可能性に言及しています。こちらは約20インチの大画面で、折り目がないシームレスなディスプレイを目指しているとのこと。ウォールストリート・ジャーナルも同様の情報を報じており、ノートパソコンのように使えるデバイスを想定しているようです。

折りたたみ式デバイスの課題とAppleの挑戦

折りたたみ式デバイスの最大の課題は、耐久性と折り目です。Appleはサプライヤーへの厳しい要求からもわかるように、これらの課題解決に真剣に取り組んでいるようです。特に、折り目がないシームレスなディスプレイの実現は、技術的なブレークスルーが必要となるでしょう。

また、折りたたみ式デバイスは、既存のスマートフォンやタブレットとは異なるユーザーインターフェースが必要になります。Appleがどのような形で折りたたみ式デバイスの操作性を最適化していくのか、iOS/iPadOSの進化にも注目が集まります。

Appleの折りたたみ戦略：ポストPC時代への布石？

Appleは、iPhone、iPad、Macという3つの主要製品ラインで、それぞれ異なるユーザー体験を提供しています。折りたたみ式デバイスの登場は、これらの製品ラインの境界線を曖昧にし、よりシームレスなユーザー体験を実現する可能性を秘めています。

例えば、折りたたみ式iPhoneは、スマートフォンとタブレットの両方の機能を兼ね備えたデバイスとなるでしょう。折りたたみ式iPadは、タブレットとノートパソコンの垣根をなくし、新たなモバイルワークスタイルを提案するかもしれません。

まとめ

Appleの折りたたみ式デバイスに関する情報は、まだ断片的なものが多いですが、今回のサプライヤー選定のニュースは、その登場が近いことを予感させます。Appleがどのような形で折りたたみ式デバイス市場に参入し、どのような革新をもたらすのか、今後の情報に注目していきたいところですね。

実際この噂は結構前からされていましたが、折り畳み式の需要はどうしても価格が高騰してしまう為、どうしても普及が難しく感じられていました。ただAppleが出すとなると話は別で、日本ではなぜか世界屈指の普及率を誇るiPhoneですから、これを皮切りに折り畳み需要が増えていくかもしれませんね。

とはいえ、かなりお高いでしょうけど…どうみても20万は超えてきますよね。