前回の記事で言ったようにSoundcore Liberty 4が届いたので色々試してみました。
今回は外音取り込みモードと3Dオーディオにフォーカスを当てて書いておりますので、購入を検討している方で、この2箇所が気になっている方の参考になれば幸いです。
ちなみに上記2箇所のポイントは室内と屋外で印象が全く変わるので、購入すぐに室内だけで使用した際にガッカリした方も、屋外で使えばその印象はかなり変わると思います。
まずは気になっていた2つのポイントを先にお伝えします。
外音取り込みモード
少しマイクで拾ってる感はありますが、普通に使えるレベルですね。レジで店員さんの声もハッキリと解りますし、自分の発した声もちゃんと聞こえます。ただし自分の声は多少籠って聞こえる時もありますが、後ほど説明しますが、実はこれ周りの騒音によって周りの聞こえ具合が少し変わってきます。
外音取り込みに対して点数をつけるとすると、AirPods Proが10だとしたらSoundcore Liberty 4の点数は7ですね。
流石にAirPods Proほどの自然さ無理ですが、この価格帯では頭ひとつ抜けていると感じました。
ただこのSoundcore Liberty 4の外音取り込みモードが凄いところは、風切り音を拾ってガサガサするような事は、他のワイヤレスイヤホンでもよくあると思うのですが、Soundcore Liberty 4は風の音が強くなってくると、自然にノイズキャンセルを少し上げて風の音だけを消してくれます。そして風の音が弱くなると元に戻ります。
同じ価格帯のワイヤレスイヤホンなら、風の音が強くなった時は、ノイズキャンセルモードにしないと音楽なんか聞けたものではないので、これは大変使いやすいと感じました。
3Dオーディオ
正直Appleの空間オーディオのようなものと比べてしまうのは、非常に酷な話ではありますがハッキリ言わせて貰えばおまけ機能というぐらいのレベルです。
周りでライブをされてるような感じだったり、複数のスピーカーに囲まれたような感じは到底感じられませんでした。
しかし、この機能は外音取り込みモードと組み合わせて、屋外で使うとめちゃくちゃ真価を発揮します。
これはちょっとビックリしたのですが、普通外音取り込みモード中に音楽をかけていると、どうしても音楽の方が前に出てきて、周囲の音は後ろから入ってくるような感じなのですが、3Dオーディオ(ムービーモード)にしておくと周囲の音が前に入ってくるので、音楽が主張しないでBGMのように聞こえてきます。
これはながら聞きしたい時にはとても活躍してくれる機能です。
個人的感想ではありますが、外音取り込みモードと3Dオーディオの組み合わせで聴いた感じは、Bose Quietcomfort Earbuds iiの外音取り込みモードに少し近いような感じがしました。
もちろん向こうの方がもっと自然に外の音を拾ってくるので、勝てるはずもないのですが、それでも価格差2倍と考えると凄いコスパの良いワイヤレスイヤホンだと思います。
もちろん音楽をメインに聴きたい時は3Dオーディオを切っておけば、しっかり音楽が前に出てきます。
スペック
コーデック | SBC / AAC / LDAC™️ | 充電方式 | USB-C / ワイヤレス充電 |
---|---|---|---|
連続再生時間(ノーマル) | 最大9時間(ケース込み28時間) | ノイズキャンセリング | ◯ |
ノイズキャンセル連続再生時間 | 最大7時間(ケース込み24時間) | 3D空間オーディオ | ◯ |
LDAC連続再生時間 | 最大5時間(ケース込み16時間) | イコライザカスタマイズ | ◯ |
Bluetooth | Ver.5.3 | ||
重量 | 約5.8g(片耳) 約55g(充電ケース含む) | ヘルスモニタリング | 心拍モニタリング ストレスチェック ワークアウト機能 |
外観
とても収まりの良いサイズで、ケースを開放したりイヤホンを収納するとLEDが点灯するところが格好良く、それだけでも所有欲を満たしてくれます。
サイズはとてもコンパクトで、前作のSoundcore Liberty Air 2 Proよりも一回り小さくなっています。AirPods Proとほとんど同じサイズでした。
イヤーチップは三種類付属されています。イヤーチップは縦長の楕円形なので、市販のイヤーチップが使えるかどうか少し難しいところです。
専用アプリ
正直このアプリこそが本体ではないかと思っています。それぐらい使い易いアプリです。
まず、プリセットイコライザの種類の多さは言わずもがな、それに加えてユーザーの耳が聞こえる音の範囲を調整して、それに合わせてイコライザーを調整してくれます。
そのMYイコライザーにダンスやらR&Bやらのプリセットされたイコライザーを組み合わせる事もできるので、本当に自分にあったイコライザー調整が可能となっています。
例)
騒音の強い場所に多くいた→ノイズキャンセリング強に自動設定
その後騒音の弱い場所に多くいた→ノイズキャンセリング弱に自動設定
さらに凄い事に数日使用していると、その環境化に合ったノイズキャンセリングに調整をするか否かアプリ側が促してきます。
ちなみに、ノイズキャンセリングの変更をするかどうかを促された時に、キャルセルをすれば設定は変わりません。
それだけではなく、本体操作(スティック部分)のカスタマイズも豊富で、音量・先送り・モード変更など、ほとんどの操作を設定することも可能です。
アプリ自体も直感的に操作できるUIにもなっているので、操作に困ることもないので非常に使いやすいアプリです。
気になる点
なぜかたまに本体の操作が行えない時がありました。これが何度か起きているので、バグなのか自分のだけが初期不良なのかわかりませんが、これはまた追って報告していきたいと思います。
ちなみに、一度ケースにしまってアプリを再起動すれば直ります。