MacBook Neoが大ヒットで販売数10%増も、A18 Proチップ不足で最大40%の大幅減産へ…

Amazon Audible

記事の内容を音声で聞きたい方はこちら↓

大ヒット中のMacBook Neoが増産どころか、一転して最大40%もの減産に追い込まれる。原因は世界的なDRAM不足と、TSMCのAIチップ最優先シフトだ。手頃な価格で市場を席巻した新世代Macが、歴史的な供給難の直撃を受けている。

今回の減産劇の背景には、皮肉にもMacBook Neoの「想定外の爆発的ヒット」がある。本来このモデルは、上位チップ「A18 Pro」の製造過程で生じた、一部のGPUコアが機能しない不合格品を再利用するための救済策だった。いわば在庫処分の側面が強かったわけだ。当初の想定は500万〜600万台。しかし市場の反応は凄まじく、Apple全体のノートPC販売台数を10%も押し上げる結果となった。

慌てたAppleは増産へ舵を切り、目標を1000万台へと引き上げた。だが、ここで深刻なDRAM不足という壁が立ちはだかる。さらに製造を担うTSMCのラインは現在、利益率の高い最先端AIチップの生産で完全に埋まっている。安価なMacBook Neo向けのプロセッサを追加生産する余裕など、今のTSMCにはない。

Appleに残された道は二つだった。高コストを買い取ってでもチップを確保し、価格を上げるか。それとも、利益率を守るために生産を絞るか。結果、彼らは後者を選んだ。発売後わずか数ヶ月での値上げや利益悪化を嫌った形だが、これはブランドの価格イメージを死守するための苦渋の決断と言える。

この戦略により、MacBook Neoは今後数ヶ月にわたって深刻な品薄状態に陥る可能性が極めて高くなった。欲しいユーザーの手に行き渡らない「幻のヒット作」と化す恐れもある。秋の商戦期を前に、Appleがこの供給ボトルネックをどうコントロールしていくのか、綱渡りの舵取りが続く。

Source:DigiTimes

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェアしてくれると励みになります
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

私の始まりはプログラマーとしてシステム開発に携わり、ガジェットの内部構造や技術的な課題を深く理解してきました。その後は営業マンとして、技術が市場でどのように受け入れられ、どのようなニーズがあるのかを現場で学んできました。
この「技術的な解像度の高さ」と「市場における現実的な価値」という二つの視点が、このブログで情報をお届けする上での私の基盤となっています。

ちなみに私のガジェット愛の原点は、初代iPhoneよりもさらに昔、いにしえのPDA『Palm』に遡ります。あの頃の端末は「できないこと」だらけでした。しかし、限られた環境の中で「どうすれば目的を達成できるか」と知恵を絞り、工夫を凝らす作業こそが、私にとって最高の楽しみでした。

長らくは初代iPhoneからの筋金入りApple信者でしたが、進化の速度が凄まじい昨今、フラッグシップの安定感を持つApple製品に加え、多種多様な機能を提供するAndroid端末を深く使い込む機会が増えています。

気になる項目をクリックしてね