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スマートフォン市場が成熟し、ミドルレンジ以上の価格が高騰する今、エントリーモデルの底上げが急加速している。Xiaomiが中国で発表したRedmi 17Cは、147ドル(約999元)という圧倒的な低価格でありながら、120Hzの高リフレッシュレート大画面と5,160mAhの大容量バッテリーを引っ提げて登場した。これは単なる廉価版の更新にとどまらず、ローエンド市場の勢力図を塗り替える可能性を秘めた一台だ。
前作の15Cから一世代飛び越えての登場となった今作。最大の見どころは、6.88インチの大型ディスプレイに120Hz駆動を組み込んできた点にある。解像度こそHD+(720×1,640)に抑えられているものの、画面の滑らかさは上位モデルに肉薄する。実用性を担保する600nitの輝度と240Hzのタッチサンプリングレートも、この価格帯としては破格の仕様と言わざるを得ない。
SoCにはMediaTek製のHelio G81 Ultraを採用。4GBのRAMと最大128GBのストレージ、そして最新のHyperOS 3の組み合わせは、重い3Dゲームには向かない。しかし、WebブラウジングやSNS、動画視聴といった日常のタスクをストレスなくこなすには十分な足腰を備えている。カメラは背面13MP、前面5MPと割り切った構成だが、コストの割り振りが明確でむしろ好印象だ。
さらに、昨今のトレンドに逆行する形で3.5mmヘッドホンジャックを残し、側面に確実な指紋認証センサーを配置した点もユーザー目線に立っている。
競合他社にとって、この価格で120Hzと5,160mAhのバッテリーを積まれるのは脅威でしかない。これまで「安かろう悪かろう」が常識だった150ドル以下の市場で、ユーザーの期待値を大きく引き上げるマイルストーンになる。
現時点で日本を含むグローバル展開の時期や価格は明かされていない。だが、この構成のまま日本円で2万円前後のレンジで投入されれば、サブ機やシニア・ジュニア層向け市場を瞬く間に席巻するだろう。
Source:Gadgets360

