ソニー、新型アケコン「FlexStrike」をEVO Japan 2026で展示 — 発売日発表に期待高まる

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格闘ゲーマーが長年待ち望んだ「純正」の回答が、ついに日本の地でベールを脱いだ。EVO Japan 2026の会場で実機展示されたPlayStation初のワイヤレスアーケードスティック「FlexStrike」は、単なる周辺機器の追加ではない。これは、競技シーンにおけるワイヤレス化を決定づける、ソニーからの宣戦布告とも言える一品だ。

最大の注目点は、独自通信規格「PlayStation Link」の採用に尽きるだろう。

Bluetoothの遅延を懸念して有線に縛り付けられてきたプロ層に対し、Pulse Elite等のオーディオ機器で実績のある低遅延技術をアケコンへ転用した意義は極めて大きい。有線と遜色ないレスポンスが証明されれば、大会会場を埋め尽くす煩わしいケーブル類は過去の遺物となるはずだ。

外観はPlayStation 5のエコシステムを象徴するツートンカラーで統一されている。天板にはメカニカルスイッチのボタンが整然と並び、DualSense同様のタッチパッドも完備。驚くべきはメンテナンス性へのこだわりだ。底面には四角、円形、八角形の3種類の制限ゲートを収納できるコンパートメントがあり、なんと工具なしでこれらを即座に交換できる。使用キャラや好みに合わせて、その場で操作感を変えられる柔軟性は、既存のサードパーティ製アケコンを凌駕する。

ライバルとなるHORIやVictrixが先行する市場において、ソニーは「統合環境」という武器を突きつけた。1つのUSBレシーバーでスティック2台を接続したり、スティックとヘッドセットを同時にペアリングしたりできる利便性は、純正ならではの強みだ。配線に悩まされることなく、自宅のデスクを瞬時にプロの対戦環境へ変貌させてくれる。

価格や発売日は依然として厚いベールに包まれているが、8月6日発売の「Marvel Tōkon」に照準を合わせているのは明白だろう。同作の特別仕様モデルが登場する可能性も高く、この夏、格闘ゲームの操作デバイスは大きな転換点を迎えるに違いない。かつてのPDAが不可能を可能にしたように、ワイヤレスアケコンが新たなスタンダードとして定着する日は、すぐそこまで来ている。

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この記事を書いた人

私の始まりはプログラマーとしてシステム開発に携わり、ガジェットの内部構造や技術的な課題を深く理解してきました。その後は営業マンとして、技術が市場でどのように受け入れられ、どのようなニーズがあるのかを現場で学んできました。
この「技術的な解像度の高さ」と「市場における現実的な価値」という二つの視点が、このブログで情報をお届けする上での私の基盤となっています。

ちなみに私のガジェット愛の原点は、初代iPhoneよりもさらに昔、いにしえのPDA『Palm』に遡ります。あの頃の端末は「できないこと」だらけでした。しかし、限られた環境の中で「どうすれば目的を達成できるか」と知恵を絞り、工夫を凝らす作業こそが、私にとって最高の楽しみでした。

長らくは初代iPhoneからの筋金入りApple信者でしたが、進化の速度が凄まじい昨今、フラッグシップの安定感を持つApple製品に加え、多種多様な機能を提供するAndroid端末を深く使い込む機会が増えています。

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