Nothing(ナッシング)とは?
Nothing ear2は、Carl Pei氏によって設立されたブランド「Nothing(ナッシング)」が製造・販売をしています。
Nothingのコンセプトは、「シンプルで美しいデザイン、高品質な製品、そして革新的なテクノロジーを結びつけ、人々の日常を豊かにすること」です。
ブランド名の「Nothing」は、「何もない」という意味であり、「何もないからこそ自由に発想できる」という思想を表しています。
Carl Pei氏は、Nothingの製品が人々のライフスタイルを変えることを目指しており、nothing ear2はその第4弾製品として注目されています。
Nothing ear2は、高音質、ANC機能、Transparencyモード、装着感、デザインなど、多くの点で高い評価を受けています。また、Nothing ear2のデザインは、透明感のあるケースと、イヤーチップを覆う透明なシリコン素材が特徴的で、スタイリッシュな印象を与えます。
出たね!Nothing earの新作が!って・・・あれ・・これNothing ear(1)の画像と間違えてない?
何言ってるの!ちゃんとしたNothing ear(2)の画像だよ!確かに見た目はそっくりだけど、機能面はかなりアップグレードされているようだよ。
Nothing ear(2)の主な機能
1. ANC機能:外部の騒音を最大40dBまで低減することができる。
2. プレスコントロール:音楽の再生/一時停止や通話の受け/切り替えができる。
3. バッテリー:一度の充電で最大6時間の音楽再生が可能であり、充電ケースを含めると最大36時間まで使用できる。また、10分の充電で最大1.25時間再生が可能である。
4. オーディオ機能:
・CLEAR VOICE TECHNOLOGY:通話時の音声クオリティを向上させることができる。
・LHDC 5.0:24BITのハイレゾオーディオ再生が可能である。
・パーソナルサウンドプロファイル:音楽の嗜好に合わせた音質設定ができる。
5. NOTHING Xアプリ:イコライザー設定のプリセット選択やジェスチャーコントロールのカスタマイズ、イヤホンを探す機能やイヤーチップのフィット試験などができる。
6. デザイン:軽量かつコンパクトなデザインであり、耳にフィットする形状となっている。
7. 防水性能:IP54の防水性能を備えている。
8. 検出機能:イヤホンの装着/未装着を検出し、自動的に再生/一時停止を切り替えることができる。
9. ワイヤレス充電:最大2.5WのQi認定済みであり、ワイヤレス充電に対応している。
以上がNothing ear2の主な機能となります。
あれ・・擬似空間オーディオ機能とかLDAC対応は?
Nothing ear(2)とNothing ear(1)の違い
Nothing ear2とNothing ear1の主な違いは以下の通りです。
1. ANC機能・外音取り込み機能の強化
Nothing ear2は、最大40dBまで外部の騒音を低減することができるANC機能を搭載しています。Nothing ear1は最大24dBまでしか低減できず、より効果的な騒音低減が可能になりました。
さらに、外音取り込み機能は、前作よりも環境音や会話をより自然に取り込むようになっているようです。
【実機レビューによると】
ANCの効き具合は、数値通り確実に前作よりも強くなっているようです。
よく比較にあげられる、AirPodsProのノイキャンを10点だとすると、Nothing ear2のノイキャンは8.5〜9点ぐらいの評価が多かったです。
外音取り込み機能に関しては、前作で自分の声が籠って聞こえたりしていた感じが、今作のNothing ear2では、かなり緩和されているとの報告を見かけました。
個人的には、ノイキャンよりもこちらの方をかなり重要視しているので、この報告はかなり嬉しい発見でした。
2. オーディオ機能の改善
Nothing ear2は、LHDC 5.0に対応し、最大24BITのハイレゾオーディオ再生が可能になりました。また、パーソナルサウンドプロファイルとCLEAR VOICE TECHNOLOGYが追加され、音質と通話品質が向上しました。
【実機レビューによると】
ハイレゾに対応しているとはいえ、LHDCというほぼHUAWEI独自のコーデックな為、実際に試せているレビュアーは少なかったのですが、聴き比べた動画を聞いた感じでは、そこまでいうほど・・という感想が多かったです。
3. バッテリー持ちの向上
Nothing ear2は、一度の充電で最大6時間の音楽再生が可能であり、充電ケースを含めると最大36時間まで使用できます。Nothing ear1は一度の充電で最大5.7時間の音楽再生が可能であり、36時間まで使用することはできませんでした。
【実機レビューによると】
気持ちアップグレードされた程度なので、ここについての評価はみんな避けている感じでした。近年は7〜8時間連続使用が可能なワイヤレスイヤホンもザラにあるので、もうちょっとここは頑張って欲しかった感じがしますね。
4. NOTHING Xアプリ
Nothing ear2用に、イヤーチップの視聴試験項目などが追加されました。その他、従来通りの音質設定やジェスチャーコントロールのカスタマイズ、イヤホンを探す機能などが行えます。
【実機レビューによると】
アプリにはそこまで改良がされていないのか、あまりここに触れている方は多くなかったです。それでも解説されている方によると、イヤーチップの視聴試験やUIの使いやすさをアピールしている内容が多い感じでした。
5. デザインの改良
Nothing ear2は、より軽量でコンパクトなデザインになり、より快適に装着することができます。また、イヤーチップの形状も改良され、フィット感が向上しました。
【実機レビューによると】
見た目は全然変わっていない為、軽くなったところをフォーカスされている感じでした。軽量に伴い、着け心地の良さをアピールされている方も多かったです。
7. コントロールの強化
前作のタッチコントロールから、Nothing ear2はプレスコントロールに変更がされています。これはNothing ear(stick)と同じ仕様・形状のものとなっています。
プレスコントロールにするおかげで操作ミスが減り、より使い勝手が向上しました。
以上が、Nothing ear2とNothing ear1の主な違いです。
Nothing ear2は、機能面やデザイン面で改良が加えられ、より高品質な音楽再生と通話品質を提供することができます。
外音取り込みモード時に、咀嚼音や自分の声が篭らなければええなー
Nothing ear2とNothing ear1の比較表
EAR (1) | EAR (2) | |
ANC | あり (最大 40 db) | あり (ADAPTIVE ANC の使用で最大 40 db) |
フィット | インイヤ式 | インイヤ式 |
バッテリー | イヤホン: 最大 5 時間 / ケース含め最大 34 時間 / 10 分で 50 分再生可能 / 高速充電 | イヤホン: 最大 6 時間 / ケース含め最大 36 時間 / 10 分で 1.25 時間再生可能 / 高速充電 |
ドライバー | 11.6 mm ドライバー | 11.6 mm ドライバー |
マイク | 各イヤホンに 3 個 | 各イヤホンに 3 個 |
コントロール | タッチ コントロール | プレス コントロール |
オーディオ機能 | CLEAR VOICE TECHNOLOGY / デュアル接続 / LHDC 5.0 / パーソナル サウンド プロファイル | CLEAR VOICE TECHNOLOGY / 3 デシベル高ノイズ除去機能を備えた、進化した CLEAR VOICE TECHNOLOGY / LHDC 5.0 / NOTHING X |
NOTHING X | イコライザー設定のプリセット選択 / ジェスチャーコントロールのカスタマイズ / イヤホンを探す / イヤホン装着の検出 / イコライザー設定のフルカスタマイズ / ジェスチャーコントロールのカスタマイズ / イヤホンを探す / イヤーチップのフィット試験 / PHONE (1) の低遅延モード / イヤホン装着の検出 | イコライザー設定のプリセット選択 / ジェスチャーコントロールのカスタマイズ / イヤホンを探す / イヤーチップのフィット試験 / 防水性と耐汗性: IP54 イヤホン / IP55 ケース / ワイヤレス充電: 最大 2.5W の Qi 認定済み |
防水性と耐汗性 | IPX4 | IP54 イヤホン / IP55 ケース |
寸法 | イヤホン: 高さ 28.9 mm / 幅 21.5 mm / 厚さ 23.5 mm / 重量 4.7 g / ケース: 高さ 58.6 mm / 幅 58.6 mm / 厚さ 23.7 mm / 重量 57.4 g | イヤホン: 高さ 29.4 mm / 幅 21.5 mm / 厚さ 23.5 mm / 重量 4.5 g / ケース: 高さ 55.5 mm / 幅 55.5 mm / 厚さ 22 mm / 重量 51.9 g |
価格 | ¥18,500 | ¥22,800 |
結局Nothing ear(2)は買いなのか?
正直見た目の変更が全くないので、『これってマイナーアップデート?』とレビュー動画などを観るまでは思っていました。
それに近年流行りの空間オーディオ機能や、LDAC対応などがスポイルされていたのは正直悲しかったのですが、値段を考えればこれでも頑張っているのではないかと思います。
購入検討するには、どこに重きを置くかによると思いますが、個人的には対応コーデックや音質などにはそこまで拘っておらず、何より重要視されるのは、
『外音取り込みモードの自然さ』
『バッテリーのスタミナ』
『装着感』
『空間オーディオ』
この4つとなります。贅沢を言ったらキリがないのは重々承知しているのですけどね・・・。
とりあえず、レビューを見る限り、
『外音取り込みモードの自然さ』
『装着感』
この2つはクリアしているということで、個人的には購入検討の視野には入っていますね。
あとは、実機を視聴できれば最高なのですが、Nothing earを店頭に置いてあるショップって少ないんですよね。stickの方は結構あったりするのですけど・・・。
着け心地はほとんど変わらないってことなので、気になる方はNothing ear(1)を視聴してみては如何でしょうか?
あとですね・・・あと5千円ぐらい値段上がってもいいから、イヤホンサイドにプリントされている、『Nothing ear(2)』の文字をですね・・・電子文字盤にしてスライド再生とかできるようにして欲しかったですね。
ただでさえ、カジュアル色の強いイヤホンが更に強まってしまうので、好き嫌い拍車がかかるのは理解しているのですが、レッドオーシャンなワイヤレスイヤホン市場に爪痕を残すには、これぐらいのインパクトがあっても良かったのではないでしょうかねぇ。