記事の内容を音声で聞きたい方はこちら↓


スマートフォンの大型化競争に、強烈な冷や水が浴びせられようとしている。
中国OnePlusが近日中の発売を予告している、昨年登場した「13T」の後継となる次期コンパクトフラッグシップ「OnePlus 15T」。その実機とされるスパイショットが、中国のSNSを通じて突如として姿を現した。
最大の衝撃は、そのアンバランスとも言えるスペック構成。
片手で扱える6.3インチというコンパクトな筐体に、なんと7,000mAhもの超大容量バッテリーを詰め込んでいるというのだ。
現行のフラッグシップ機の大半が5,000mAh前後で凌ぎを削る中、この数字は文字通り「規格外」。上位モデルのOnePlus 15と同じく、最新のQualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5プロセッサを搭載する見込みで、このチップの圧倒的な省電力性と組み合わせれば、これまでの常識を覆すバッテリー駆動時間を叩き出すはずだ。
ディスプレイは1.5K解像度を備え、165HzというゲーミングPC並みの超高速リフレッシュレートに対応。滑らかな操作体験を妥協なく追求する姿勢がうかがえる。
流出したスパイショットに目を向けると、背面に巨大な長方形のカメラアイランドと、そこに収まる錠剤型のデュアルカメラモジュールが確認できる。
センサー構成は、5000万画素のSony Lytia 700をメインに据え、望遠側にも5000万画素のSamsung JN5を採用する贅沢な仕様。ただし、画像に写る野暮ったいデザインは、発売前の機密保持を目的としたダミーケースによる偽装の可能性が濃厚。最終的な筐体デザインは、さらに洗練されたものになるはずだ。
市場全体を見渡せば、ハイエンド性能と大容量バッテリーを小型ボディで両立させるアプローチは極めて異端。
排熱機構や基板の集積技術が劇的なブレイクスルーを迎えない限り、このサイズ感での7,000mAh搭載は物理的な限界への挑戦に近い。競合他社がサイズと重量のトレードオフに苦慮する中、OnePlusがこの難題をどうクリアしたのか。そこに同社の技術力の真価が問われる。
現時点ではメーカーによる公式なスペック発表はなく、情報の真偽は慎重に見極める必要がある。
しかし、同時に浮上している「OnePlus 16」のベゼル極薄化のリークも含め、同社の次世代モデルにかける開発の熱気は本物。
軽快な取り回しと、底なしのスタミナ。OnePlus 15Tが突きつける全く新しいスマートフォンの理想形が、停滞気味のモバイル市場にどのような波紋を広げるのか。間もなく訪れる正式発表の場に、世界中の熱視線が注がれている。

