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2013年に登場し、数年で姿を消したソニーの極小ゲーム機「PlayStation TV(国内名:PlayStation Vita TV)」。この短命に終わったハードが、現在開発中と噂される次世代携帯型ゲーム機に合わせて復活する可能性が浮上している。
かつてのPlayStation TVは、テレビやモニターに接続することでPSPや一部のPS Vitaタイトルを遊べる画期的なデバイスだった。さらにPS4のリモートプレイやストリーミング配信にも対応。時代を先取りした野心的なコンセプトを掲げていたが、当時はユーザーの支持を十分に得られず生産終了となった経緯がある。
今回、X(旧Twitter)のZuby_Tech氏が発信した未確認情報により、この名称が再び脚光を浴びている。デバイスの詳細は不明ながら、ソニーが開発中の新型携帯機と並行してPlayStation TVを復活させるという。
PlayStation Vita/PlayStation TV Could Return With The New PlayStation Handheld! pic.twitter.com/jXYREeLQpw
— @Zuby_Tech (@Zuby_Tech) February 23, 2026
これが事実だとしたら、どのような形で市場に投入されるのか。
一つは、噂されるPS6世代の携帯機と同等のスペックを内蔵した、新たなマイクロコンソールとしての再デビュー。だがより現実的な路線を探れば、任天堂のSwitchが採用しているような、携帯機をテレビに出力するための「専用ドック」のブランド名としてPlayStation TVという名称を再利用するシナリオが濃厚だ。
日々膨大なデータを処理し、市場のトレンドを俯瞰し続けてきた私の視点から見ると、今回の噂は単なるノスタルジーや名称の使い回しには思えない。PlayStation Portalのヒットにより、ソニーは「プレイスタイルの柔軟性」に対するユーザーの強い渇望を再認識したはずだ。
かつてのPS TVは、当時のネットワークインフラとハード性能がコンセプトに追いついていなかった悲運のデバイス。だが今、クラウド技術と次世代チップの進化により、携帯機と据え置き機の境界線は完全に溶けつつある。Switchが切り拓いたハイブリッドの市場を、ソニーは最先端のエコシステムによって自らの陣地へ引き込もうとしている。
さらに言えば、この名称復活の噂が流れること自体、ユーザーが求める「次のプレイ体験」を探る観測気球の役割を果たしている。独立したストリーミング機を求めているのか、それとも完全なシームレス体験を約束する拡張ドックを求めているのか。
いやいや…無い無い。それは無いよね。

