Galaxy S24 Ultraにチタンが採用された模様
サムスンは、iPhone 15 Proに続きGalaxy S24 Ultraでもチタンを採用することが報じられました。The Elecによると、Galaxy S24 Ultraはサムスン初のチタン製スマートフォンとなり、同社はユーザーの反応を受けて今後の展開を検討する予定です。AppleがiPhone 15 ProおよびiPhone 15 Pro Maxで採用したように、チタンフレームの導入により重量を削減することが狙いです。iPhone 15 ProおよびiPhone 15 Pro Maxは、それぞれiPhone 14 ProおよびiPhone 14 Pro Maxと比べて約9%軽量化されています。
iPhone 15 Proのチタン採用による軽量化と耐久性向
iPhone 15 ProおよびiPhone 15 Pro Maxでは、ステンレススチールフレームではなく、新たに導入されたチタンフレームにより重量を削減しています。これにより、従来のiPhone 14 ProおよびiPhone 14 Pro Maxと比べて約9%軽量化が実現されました。
サムスンのチタン採用への考慮と課題
The Elecの情報筋によると、サムスンはチタンケースの採用を約2年間検討してきましたが、最近になって商品化を進める決定がなされました。この決定は費用がかかったわけではなく、航空宇宙分野でも広く使用されているチタンの特性を活かしたものです。ただし、チタンは切断や加工の際の扱いが難しく、熱伝導率も低いため、きれいな切断が難しいという課題も存在します。
サムスンはこのような課題に対処するため、歩留まりの低下やフレーム価格の上昇に備えています。報告書によると、現在、同社の高級携帯電話に使用されているアルミニウム製ケースは20ドル未満の価格ですが、チタン版では最大100ドルになる可能性があります。サムスンはGalaxy S23 Ultraモデルの出荷数と同じ1500万フレームユニットの生産を目指しているとされています。
まとめ
サムスンがGalaxy S24 Ultraにチタンを採用することが報じられました。iPhone 15 Proの成功に続いて、サムスンもチタンフレームを導入し、重量を削減することでユーザーの反応を受けています。ただし、サムスンは現在、軽量のアルミニウムを使用しており、Appleのような同等の軽量化は期待できないとされています。
チタンの採用には切断や加工の難しさなどの課題もありますが、サムスンはこれらに対処するための準備をしています。チタン版のフレーム価格はアルミニウム版よりも高くなる可能性がありますが、サムスンはGalaxy S23 Ultraと同じ数のフレームユニットを生産する目標を立てているようです。
しかし、iPhone15 Proシリーズで使われているチタンには良い話もあれば、悪い噂も色々と言われています。それは熱に関する報告です。チタンの性質的に熱しやすく冷めやすい為、一度CPUが異常に発熱しようものなら、そりゃーもうえらいことになりそうですよね。