ちょっと皆さん、聞いてください!またしても我らがXiaomiが、とんでもなく面白くて、しかも”安すぎる”ガジェットを世に放ってきましたよ。その名も「Xiaomi Smart Audio Glasses」。そう、メガネです。でもただのメガネじゃありません。
「スマートグラス」と聞くと、多くの人が「ディスプレイに情報が浮かび上がる、SF映画みたいな高価なデバイス」を想像するかもしれません。しかし、今回Xiaomiが提案してきたのは、その真逆を行く、驚くほどシンプルで、私たちの日常に寄り添う”聴く”ためのメガネなんです。
一日中イヤホンを着けていると耳が痛くなる、周りの音が聞こえなくて不安…。そんな「イヤホン疲れ」を感じているあなたにこそ、このニュースは朗報かもしれません。
この記事では、そんなXiaomiの新しい挑戦「スマートオーディオグラス」が一体何者で、僕たちの日常をどう変えてくれる可能性があるのか、その核心に迫っていきたいと思います。未来すぎない、この”ちょうど良さ”。もしかしたら、これこそが僕たちが本当に求めていたものかもしれませんよ。
【この記事でわかること】
- Xiaomiスマートオーディオグラスの「聴く」に特化した賢い機能性
- 約1.2万円という価格で実現した音質と音漏れ対策の実力
- 「充電は週に1回でいいかも?」驚異のバッテリー性能
- 毎日使えるガジェットとしてのデザインと快適性
記事の内容を音声で聞きたい方はこちら↓


コスパ爆発!Xiaomiの新型スマートグラス

そもそも「スマートオーディオグラス」って何?未来すぎない”ちょうど良さ”が魅力
まず最初にハッキリさせておきましょう。このXiaomiスマートオーディオグラスには、カメラもなければ、目の前にディスプレイが浮かび上がる機能もありません。Google GlassやApple Vision Proのような世界を想像していた方は、一度そのイメージをリセットしてください。
この製品の正体は、その名の通り「オーディオ(音響)」に特化したスマートグラス。もっと分かりやすく言えば、「メガネの形をしたオープンイヤー型イヤホン」です。
耳を塞がずに音楽やポッドキャストを楽しめるため、周囲の環境音(車の音や人の呼びかけなど)をしっかりと聞き取ることができます。これは、通勤・通学中や、オフィスで作業しながらBGMを流したい時、あるいは家事をしながらラジオを聴きたい時など、様々なシーンで絶大なメリットをもたらします。
機能をあえて”聴く”ことに絞り込む。この大胆な割り切りこそが、後述する驚異的なバッテリー寿命と、信じられないほどの低価格を実現した最大の理由なのです。まさに「全部入り」を目指さない、ユーザー目線の賢い選択と言えるでしょう。
項目 | 詳細 |
モデル | MJSSO20FC |
正味重量 | 40g |
寸法 | |
レンズ幅 | 53mm |
鼻梁の幅 | 20mm |
レンズの高さ | 39.8mm |
フレーム幅 | 144.9mm |
テンプルアーム長 | 155mm |
バッテリー寿命 | |
スタンバイモード | 11日間 |
通常使用 | 24時間 |
音楽再生時間 | 10時間 |
通話時間 | 7時間 |
充電時間 | 2時間 |
防塵・防水性能 | IP54 |
ワイヤレス接続 | Bluetooth® 5.2 |
対応機種 | Android 10.0またはiOS 13以上 |
安いけど音は大丈夫?気になる「音質」と「音漏れ」の問題

「1万円以下でしょ?どうせ音はスカスカなんじゃないの?」と疑ってしまうのが人情というもの。しかし、Xiaomiはその点にもしっかりこだわっています。
このグラスには「SLS0820超音波スピーカー」と独自の「音響空洞構造アルゴリズム」が搭載されています。これにより、「豊かで深みのある低音」と「生き生きとしたクリアな高音」を実現したと謳っています。もちろん、高級オーディオヘッドホンと比較するのは酷ですが、BGMやラジオ、通話といった日常的な用途においては、十分満足できるクリアなサウンドを提供してくれることが期待できます。
さらに注目すべきは、オープンイヤー型の弱点である「音漏れ」への対策です。Xiaomiは**「音漏れ防止機能」を搭載しており、公共の場でも周囲を気にせず使えるプライバシー保護性能を強化していると強調しています。加えて、通話時のエコーを低減する「エコーキャンセリングアルゴリズム」**も備えており、クリアな音声通話が可能です。
安かろう悪かろうではない、Xiaomiらしいコストパフォーマンスの高さが、この音響設計からも伺えます。
これが最大の革命!「11日間持つ」異次元のバッテリーライフ

さて、このスマートグラスが持つ最大の武器、それは間違いなくバッテリー性能です。正直、このスペックを見た時は目を疑いました。
- スタンバイモード:最大11日間
- オーディオ再生モード:最大10時間
驚異的としか言いようがありません。スタンバイで11日間も持つということは、普段はただのメガネとして使っていて、必要な時だけ音楽を聴く、という使い方なら、充電は週に1回、あるいはそれ以下で済んでしまうかもしれません。毎日充電するのが当たり前の現代のガジェットライフにおいて、この「充電からの解放」は、何にも代えがたい価値を持ちます。
充電方式は、スマートウォッチでおなじみの磁気ポゴピン充電器を採用。テンプル(つる)の部分にカチッとくっつけるだけで手軽に充電できるのも嬉しいポイントです。
毎日着けたくなる「軽さ」と「快適さ」へのこだわり
どんなに高機能でも、重かったり着け心地が悪かったりすれば、毎日使う気にはなれません。Xiaomiはその点も抜かりありません。
フレーム重量はわずか40グラム。これは一般的なメガネと比べても遜色のない軽さです。さらに、快適なフィット感を生むために、前傾カーブのテンプルや、ユーザーの鼻に合わせて調整可能なノーズパッドを採用しています。これにより、一日中着用していても疲れにくい設計になっているとのこと。
その他にも、
- IP54の防水・防塵性能:小雨や汗程度なら気にせず使える安心感。
- 取り外し可能なヒンジ設計:好みのフレームに交換できる拡張性。
- タッチコントロール:テンプルをタップするだけで再生・停止や通話応答が可能。
といった、日常使いで「これがあると便利!」と思える機能がしっかりと盛り込まれています。まさに、毎日使う相棒としての資質を十分に備えていると言えるでしょう。

【まとめ】
さて、ここまでXiaomiの新型スマートオーディオグラスを見てきましたが、正直、ものすごくワクワクしませんか?
この製品の真髄は、その「完璧な割り切り」にあると僕は思います。多くのメーカーが多機能・高性能な未来のデバイスを目指す中で、Xiaomiはユーザーが抱える「イヤホン疲れ」「バッテリー切れの不安」「価格の壁」という、ごく身近な悩みに真正面から向き合いました。
その結果生まれたのが、”聴く”という体験に特化し、圧倒的なバッテリー性能と快適な装着感、そして誰もが手を伸ばせる価格を実現した、このスマートオーディオグラスです。これは、テクノロジーが未来を見せるだけでなく、いかに私たちの”今”を快適にしてくれるか、という素晴らしいお手本です。
- スマートグラスというものに興味はあるけど、高いのはちょっと…と感じていた方。
- 周りの音も聞きながら、安全・快適に「ながら聴き」を楽しみたい方。
- イヤホンの圧迫感や衛生面が気になっていた方。
こんな方々にとって、この製品はまさに”最終回答”となり得るポテンシャルを秘めています。1万円以下(※AliExpressでの販売価格)でこの新しい「聴く体験」が手に入るなら、試してみる価値は十二分にあるのではないでしょうか。
ガジェット好きの僕としては、こういう一点突破の思想が光る尖った製品、本当に大好きです。さあ、あなたもこの新しい”聴く体験”で、日常を少しだけアップデートしてみませんか?
