Appleが開発を進めている折りたたみ式iPhone、通称「iPhone Fold」に関する衝撃的な情報が飛び込んできました。著名アナリストのミンチー・クオ氏によると、その価格はなんと2,000ドル以上（約30万円）、場合によっては2,500ドルを超える可能性もあるとのこと。

さらに驚くべきことに、Face IDではなくTouch IDが搭載される見込みです。

この記事では、クオ氏のレポートを元に、iPhone Foldのスペック、デザイン、発売時期、価格などを徹底的に解説。ライバル機種であるSamsung Galaxy Z Fold 6との比較も行い、iPhone Foldがどのようなデバイスになるのか、詳細に分析します。

iPhone Fold（折りたたみ式iPhone）徹底解剖

1. 価格：約30万円！ハイエンドモデルとしての位置づけ

iPhone Foldの価格は、2,000ドル以上、場合によっては2,500ドルを超える可能性があり、円換算では29万〜35万円にも達する見込みです。これは、現行のiPhoneシリーズの中でも最高級の価格帯であり、iPhone Foldがハイエンドモデルとして位置づけられることを示唆しています。

2. デザイン：ブックスタイルで折り目なし！

iPhone Foldは、本のように開閉するブックスタイルのデザインを採用します。（この前はガラケーみたいな折り畳み式って言っていたような…）内部ディスプレイは7.8インチで、折り目がない滑らかな表示を実現。外部ディスプレイは5.5インチで、折りたたんだ状態でも操作が可能です。

このデザインは、大画面でのコンテンツ消費と、持ち運びやすさを両立することを目的としています。

3. セキュリティ：Face IDではなくTouch IDを採用！

iPhone Foldは、Face IDではなくTouch IDを搭載する見込みです。これは、折りたたみ時の内部スペースの制約により、Face IDに必要なセンサーを搭載することが難しいためと考えられます。

Touch IDは、サイドボタンに内蔵される可能性があり、指紋認証による安全なロック解除を実現します。いやいや、両方搭載してくれないの？

4. カメラ：デュアルレンズリアカメラと、両モード対応フロントカメラ

iPhone Foldは、背面にデュアルレンズカメラを搭載。前面カメラは、折りたたんだ状態と展開した状態の両方で使用可能です。カメラ性能については、まだ詳細な情報はありませんが、高品質な写真やビデオを撮影できることが期待されます。

5. 素材：チタン合金ケースとステンレススチール＆チタン合金ヒンジ

iPhone Foldのケースにはチタン合金が採用され、ヒンジにはステンレススチールとチタン合金が組み合わされます。これにより、軽量化と耐久性の向上を実現します。チタン合金は、高級感のある質感も特徴であり、iPhone Foldのデザイン性を高める要素となります。

6. リリース予定日：2026年後半～2027年初頭に発売か？

クオ氏によると、Appleは2025年第2四半期までに仕様を確定し、2025年第3四半期にプロジェクトを開始、2026年第4四半期に量産を開始する予定です。

つまり、iPhone Foldの発売は、2026年後半から2027年初頭になる見込みです。

7. Samsung Galaxy Z Fold 6との比較：デザイン、スペック、価格を比較

ライバル機種であるSamsung Galaxy Z Fold 6と比較してみましょう。

特性	Appleの折りたたみ式iPhone（予想図）	Samsung Galaxy Z Fold 6
価格	2,000ドル以上 (おそらく 2,500ドル以上)	1,899ドル（開始価格）
厚さ（折り畳み時）	9～9.5mm	12.1mm
厚さ（展開時）	4.5～4.8mm	5.6mm
内部スクリーン	7.8インチ、折り目なし	7.6インチ、AMOLED（折り目が見える）
外部スクリーン	5.5インチ	6.3インチ、AMOLED
材料	チタン合金ケース、ハイブリッドヒンジ	アルミフレーム、ステンレススチールヒンジ
カメラ	デュアルリアレンズ、シングルフロント	トリプルリアレンズ（メイン50MP）、デュアルフロント
認証	サイドボタンTouch ID（Face IDなし）	画面下の指紋、顔認識
発売日	2026年末 / 2027年初頭	2024年7月

この比較から、iPhone FoldはGalaxy Z Fold 6よりも高い価格で、より薄くて高級感のあるデザインを目指していることがわかります。

8. 真のAI駆動型スマートフォン：iOSはハイブリッドインターフェース向けに再設計

クオ氏によると、AppleはiPhone Foldを「真のAI駆動型スマートフォン」と位置づけ、大画面を活用してマルチタスクとAIエクスペリエンスを向上させることを目指しています。

iOSは、ハイブリッドインターフェース向けに完全に再設計される予定であり、折りたたみ式デバイスに最適化された操作性を提供します。

まとめ

iPhone Foldは、2,000ドルを超える高価格、Touch IDの採用、そして真のAI駆動型スマートフォンとしての位置づけなど、多くの点で注目を集めるデバイスです。

Galaxy Z Fold 6と比較すると、デザイン性や素材の高級感では優位性があるものの、カメラや認証方式ではやや保守的な選択をしているようです。とりあえず、以下がまとめになります。

ハードウェア仕様

Touch IDの復活
厚みと内部スペースの制約からFace IDの搭載が難しいと判断されたため、サイドボタンにTouch IDが搭載される可能性があります。

ディスプレイ
ブックスタイルのデザインを採用し、折り目のない約7.8インチの内部ディスプレイと、約5.5インチの外部ディスプレイを搭載します。

カメラ
背面にはデュアルレンズカメラを搭載。前面カメラは、折りたたんだ状態と展開した状態の両方で使用可能です。

厚み
折りたたみ時の厚さは9〜9.5mm、展開時の厚さは4.5〜4.8mmとなる見込みです。

素材
ヒンジにはステンレス鋼とチタン合金を組み合わせ、ケースにはチタン合金を採用することで、軽量化と耐久性の向上を図ります。

バッテリー
超薄型iPhone 17と同じ高密度バッテリーセルを使用し、限られたスペースでも十分な容量を確保します。

開発スケジュール

• 2025年第2四半期に最終仕様が確定し、第3四半期に正式なプロジェクトが開始される予定です。
• 量産開始は2026年第4四半期を予定しています。
• 第2世代の折りたたみ式iPhoneは、2027年下半期に量産が開始される見込みです。

出荷予測

• 第一世代の折りたたみ式iPhoneは、製造の複雑さから量産が限られ、2027年まで出荷数が制限される可能性があります。
• 2026年の出荷台数は300万〜500万台と予測されています。
• 第2世代モデルを含めると、折りたたみ式iPhoneの総出荷台数は2027年に2,000万台に達する可能性があります。