ミッドレンジスマホ市場を賑わすXiaomiのPocoシリーズ。最新作Poco X7 ProがDimensity 8400 Ultraを搭載して登場しました。前機種Poco X6 Proに搭載されていたDimensity 8300 Ultraからの進化は?ベンチマークスコアを詳細に分析し、価格差に見合うアップグレードなのかを?
Poco X7 Pro情報まとめ
CPU性能比較:順当な進化?それとも期待外れ?
Geekbench 6のシングルコア・マルチコアスコアを比較すると、X7 Proはそれぞれ1,579と6,100を記録。X6 Proの1,424と4,527と比較すると、確かに向上はしているものの、劇的な変化とは言えません。
マルチコア性能で約35%の向上は注目に値しますが、シングルコア性能の向上は約10%にとどまっています。日常的なアプリ操作では体感差は少ないかもしれません。AnTuTuベンチマークのCPUスコアでも同様の傾向が見られ、X7 Proは359,485、X6 Proは290,365を記録。こちらも約24%の向上にとどまっており、価格差を考えるとやや物足りない印象です。
GPU性能比較:ゲーム性能は大幅に向上?
GPU性能については、AnTuTuベンチマークにおいてX7 Proが574,754、X6 Proが514,295を記録。約12%の向上となっています。3DMark Wild Life Extremeテストでは、X7 Proの双子機であるRedmi Turbo 4が4,086という高スコアを叩き出しており、X6 Proの3,068と比較すると約33%の性能向上を示唆しています。
この結果を見る限り、ゲーム性能においてはX7 ProがX6 Proを大きく上回っていると言えるでしょう。ただし、Redmi Turbo 4とX7 Proのベンチマークスコアの差には疑問が残ります。同じチップセットを搭載しているにも関わらず、Redmi Turbo 4の方が高いスコアを記録しているのは、冷却性能の違いなどが影響している可能性があります。
価格と性能のバランス:本当に「買い」なのか?
X7 ProはX6 Proと比較して確かに性能は向上していますが、その差は劇的とは言えません。特にCPU性能の向上は限定的であり、価格差を考えるとX6 Proのコストパフォーマンスの高さが際立ちます。ヘビーゲーマーであればGPU性能の向上は魅力的ですが、そうでなければX6 Proでも十分満足できるパフォーマンスを得られるでしょう。
X7 Proを選ぶメリットは、最新のチップセットによる将来的なアップデートへの対応や、カメラ性能の向上など、ベンチマークスコアには表れない部分にもあります。しかし、価格差を考慮すると、X6 Proも依然として魅力的な選択肢と言えるでしょう。
結論
X7 ProとX6 Pro、どちらを選ぶべきかはユーザーのニーズによって異なります。最新のチップセットとより高いゲーム性能を求めるならX7 Pro、コストパフォーマンスを重視するならX6 Proがおすすめです。どちらの機種も優れたミッドレンジスマホであることは間違いありません。購入前に自身の利用シーンや予算を carefully 検討し、最適な一台を選びましょう。
確かにPoco x6 Proでも十分な性能だと思いますが、販売価格にあまり差がないのであれば、そりゃーPoco x7 Pro買いますよね。なので、Poco x6 Proが在庫セールになった段階で狙うのはありだと思います。
ただ、海外SIMフリースマホは基本的にNFCを搭載していても、タイプAとタイプBであり、タイプFのFeliCaが使えないスマホが殆どです。但し、タイプAとタイプBでもGoogle Payに対応するクレジットカードを登録することで、「VISAのタッチ決済」を使う事は可能です。
しかし、どうしてもSuicaが使いたい!という方は、Pixel WatchなどFeliCaに対応したスマートウォッチを購入するのがてっとり早いです。