
iOS 18: Notes アプリが進化! 音声録音と数学計算機能が追加

音声録音機能
iOS 18のNotes アプリには、ボイスメモと同様の統合された音声録音機能が追加されます。この機能は、iOS 18、iPadOS 18、macOS 15 で利用可能になる予定です。
ユーザーは、Notesアプリから直接オーディオを録音、保存、再生できるようになります。各録音は個別のメモに挿入され、テキスト、リンク、画像を追加してドキュメントを充実させることができます。
この機能は、会議の議事録、講義のメモ、アイデアの記録などに役立つでしょう。また、研究者や学生にとっても、メモと音声を同時に記録できる便利なツールとなるでしょう。
数学計算機能
Appleは、社内で「Math Notes」と呼ばれている数学計算機能の開発にも取り組んでいます。この機能は、学術、科学、工学分野で活躍するユーザーにとって大きなメリットとなるでしょう。
Math Notes を使用すると、ユーザーは Notes アプリ内で直接数学の計算を実行できるようになります。この機能は、複雑な数式や方程式を解くのに役立つでしょう。
また、Math Notes は正しい数学表記を表示できるようになります。これは、学術論文やプレゼンテーションを作成するユーザーにとって大きな利点となるでしょう。
iPhone の Notes アプリの進化:時系列解説
iPhone の Notesアプリは、2007 年の初代 iPhone の発売以来、進化を続けてきました。ここでは、Notes アプリの主な進化を時系列で解説します。
2007 年:初代 iPhone の発売
初代 iPhone には、シンプルなメモを取るためのアプリが搭載されていました。このアプリは、テキストのみのメモを作成し、保存することができました。
2008 年:iOS 2 のリリース
- 画像の挿入
- チェックリストの作成
- メモの共有
- メモの検索
2011 年:iOS 5 のリリース
- フォルダの作成
- メモのピン留め
- テキストの書式設定
- iCloud 同期
2013 年:iOS 7 のリリース
- フラットデザイン
- 半透明の背景
- 新しいアイコン
2014 年:iOS 8 のリリース
- メモの共有リンク
- パスワード保護
- メモの削除の取り消し
2015 年:iOS 9 のリリー
- スケッチ機能
- チェックリストの改善
- メモの添付ファイルのプレビュー
2016 年:iOS 10 のリリース
- コラボレーション機能
- デジタル署名
- ドキュメントスキャナー
2017 年:iOS 11 のリリース
- テーブルの作成
- スキャンしたドキュメントの編集
- メモのピン留めの改善
2018 年:iOS 12 のリリース
- グループ化されたメモ
- メモの共有の改善
- メモの検索の改善
2019 年:iOS 13 のリリース
- ギャラリービュー
- クイックノート
- メモの共有の改善
2020 年:iOS 14 のリリース
- スマートフォルダ
- メモのメンション
- メモの検索の改善
2021 年:iOS 15 のリリース
- ライブテキスト
- クイックメモの改善
- メモの共有の改善
2022 年:iOS 16 のリリース
- コラボレーションの改善
- メモの共有の改善
- メモの検索の改善
2023 年:iOS 17 のリリース
- 別のメモへのリンクを挿入できる
- ブロッククォートが挿入できる
- 等幅表示が見やすくなった
まとめ

こうしてみると、標準アプリとしてはかなりの進化をしてきているアプリと言えますね。昔であれば標準アプリは使い勝手があまりよくなくて、サードパーティー製に走るのが常であったものですが、ここ近年は標準アプリでも十分に満足できるものが増えてはいますよね。
個人的には今回の計算と録音ではなくて、iOS18で採用されるAI機能による標準アプリとの連携になると思っていたんですけどね。まぁ、いずれこのNotesアプリにも色々と対応してくれると思うので、これからの進歩も楽しみではありますね。
正直今はNotionが優秀過ぎてそっちばかりになっていますが、それを超えるアプリにまで発展してれたら嬉しいですねぇ。

