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2004年に一世を風靡したソニーの初代PSPが、精巧なレゴブロック作品として蘇り、世界中のゲームファンの熱い視線を集めている。LEGO Ideasに投稿されたこのプロジェクトは、すでに多くの支持を獲得し、公式製品化への道を歩み始めた。
333ピースで構成されたこの作品の凄まじさは、単なる外観の模倣にとどまらない。
特徴的な湾曲ボディやアクションボタンはもちろん、側面の電源スライダー、さらには黄色の充電ポートまで、執念とも言える情熱で作り込まれている。極めつけは背面のUMDディスクトレイ。実機さながらに開閉し、中にはデモディスクまで収納できるという徹底ぶりだ。
しかも設計において、無理やりブロックを繋ぐような非正規の組み立てテクニックは一切排除。正規のパーツと組み方のみで、あの洗練された曲線を表現した作者の技術力は本物だ。


当時、任天堂の牙城だった携帯ゲーム機市場に「圧倒的なスペック」で殴り込みをかけたPSP。生涯で8500万台を販売したこのハードは、今なおレトロゲームコミュニティで深く愛され続けている。
任天堂のハードが玩具的な親しみやすさを持っていたのに対し、初代PSP-1000は「最先端のAV機器」としての重厚なオーラを放っていた。そのメカニカルな魅力を、あえてレゴという四角い制約の中で見事に表現しきった点に、本作の真の価値がある。
メーカー主導のミニハード復刻が定番化する中、ファン発信の「組み立てる立体物」というアプローチは非常に新鮮に映る。
LEGO Ideasでは、1万人の支持を集めればレゴ社による公式製品化の審査対象となる。2026年4月1日の公開からすでに700票以上を獲得しており、世界中のPSPファンの熱量が結集すれば、決して不可能な数字ではない。
Source:LEGO Ideas

