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タブレットの大型化が進む昨今、あえて10インチ未満の取り回しやすいサイズを投入するXiaomiの戦略が明らかになった。
GSMAのデータベースに、9.7インチディスプレイを搭載した新たな「Redmi Pad 2」の存在が登録されたのだ。2025年6月に登場した11インチ版に続く、機動力を重視した派生モデル。この絶妙なサイズ感こそが、停滞気味の低価格タブレット市場に新たな一石を投じる起爆剤となる。
データベースに記載されたモデル番号は、2604ERP4DG、2604ERP4DC、2604ERP4DIの3つ。末尾のアルファベットが示す通り、グローバル、中国、インドと世界規模での展開を見据えた布陣だ。



現時点で公式から判明しているスペックは9.7インチという画面サイズのみだが、Xiaomi専門メディアの情報によれば、LTE版とWi-Fi版の双方が用意されるという。外出先での単独通信ニーズを確実に取り込む構えだ。
さらに興味深いのは、一部の市場ではWi-Fi版が「Poco C Pad」としてリブランドされる可能性が浮上している点。若年層やコストパフォーマンスに敏感な層に強いPocoブランドを冠することで、販路とターゲット層を一気に拡大するしたたかな戦略が見え隠れする。
ベースとなる11インチ版のRedmi Pad 2は、ユーロ圏で199ユーロという戦略的な価格設定ながら、6nmプロセスのMediaTek Helio G100 Ultra、9000mAh大容量バッテリー、そしてクアッドスピーカーを搭載する隙のない仕上がりだった。
今回の9.7インチ版は、この基本性能をどこまで維持したまま小型・軽量化を実現できるかが最大の焦点。画面サイズが縮小する分、バッテリー容量や物理的なスピーカーの配置に調整が入る可能性は高い。しかし、それを補って余りある携帯性とさらなる低価格化が実現すれば、リビングでの動画視聴から電車内での電子書籍リーダーまで、日常の隙間時間を埋める強力なエンタメデバイスへと化ける。
ハイエンド市場には最新Pad 8シリーズを投入し、プレミアム路線でも圧倒的な存在感を示すシャオミ。その一方で、RedmiやPocoといったサブブランドを駆使してエントリー市場の細かな需要も決して逃さない。
Source:XiaomiTime

