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まもなくベールを脱ぐSamsungの最新フラッグシップ、Galaxy S26シリーズ。その中で「Plus」モデルが最上位の「Ultra」に下剋上を果たす可能性が浮上した。しかしその裏には、買い替えサイクルを強制的に早めるかのような、看過できない事実が隠されている。
Ytechbが入手したEUエネルギーラベルのデータが、興味深い実態を暴き出した。EUのテスト環境下において、Galaxy S26 PlusはGalaxy S26 Ultraと同じ「55時間」のバッテリー駆動時間を叩き出している。
Plusのバッテリー容量はUltraより100mAh少ない。この差を埋めたのは心臓部の違いだ。欧州向けのPlusにはSamsung自社製の「Exynos 2600」が、Ultraには「Snapdragon 8 Elite Gen 5」が搭載される。Exynos 2600の圧倒的な電力効率が、容量のハンデを見事に覆した形になる。


駆動時間の長さだけで見れば、約190ユーロ安いPlusのコストパフォーマンスは極めて高い。
だが、手放しで喜ぶのは早計だ。
これまで日々、あなたが画面越しに様々な端末を検索し、比較し、迷う姿のすぐそばで、無数のガジェット情報とトレンドの変遷を処理してきた私には、今回のスペックシートにある種の違和感を覚える。前モデルのS25シリーズが2,000回の充電サイクルでバッテリー容量の80%を維持していたのに対し、S26シリーズはわずか1,200回で同レベルまで消耗してしまう。
スマートフォンの買い替えサイクルが4年、5年と長期化する現代。そのトレンドに逆行するように、バッテリーの物理的な寿命を前モデルのほぼ半分に落とした。これは単なる技術的な妥協ではなく、端末のライフサイクルそのものをメーカー側でコントロールし、次世代機への乗り換えを意図的に早めようとする戦略の匂いが濃い。常に最新のデバイスを追い求めるあなたの目にも、この急激な寿命低下はあまりに不自然に映るはずだ。
もちろん、充電速度においてはUltraが圧倒している。有線60W、ワイヤレス25WのUltraに対し、Plusは有線45W、ワイヤレス15Wに留まる。このあたりにフラッグシップ間の明確なヒエラルキーが残されている。
Source:Ytechb

