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スマートフォンの進化において、ついに「枠」が消滅する。OnePlusの次期フラッグシップ「OnePlus 16」が、1mm未満という驚異的な極薄ベゼルを採用する可能性が浮上した。これはただ画面を広げるだけの話ではない。モバイル端末の没入感が新たな次元へと突入する、明確なターニングポイントだ。
Weiboで実績のある情報提供者Old Chen Air氏の最新リークによると、OnePlus 16のディスプレイベゼルは1mmの壁を割り込む。前モデルのOnePlus 15が1.15mmであったことを踏まえれば、わずか0.15mm強の差。だが、このコンマ数ミリの削減こそが、現代のディスプレイ製造技術における限界突破を意味している。

スペックの進化も凄まじい。前作の165Hzから一気に引き上げられ、最大240Hz駆動が噂されるディスプレイ。9,000mAhという桁違いのバッテリー容量。そして心臓部には次世代SoCのSnapdragon 8 Elite Gen 6を搭載。
これだけの熱源と電力を抱えながら、ライバル機であるiQoo 15 Ultraなどが採用する内蔵冷却ファンやショルダーボタンはあえて廃止される方向だという。ゲーミングスマホの文脈から脱却し、純粋なプレミアムデバイスとしての洗練を狙う意図がはっきりと透けて見える。

カメラ性能にも妥協はない。50MPのメインと超広角に加え、1/1.56インチの大型センサーを搭載した200MPのペリスコープ望遠を採用。あらゆるシーンの切り取りに死角は見当たらない。
私が無数のデバイスの進化を追ってきた中で感じるのは、スペックシート上の数字競争がすでに終焉に向かっているという事実だ。9,000mAhの大容量バッテリーや240Hzのリフレッシュレートは確かに目を引く。しかし真の価値は、画面というハードウェアの存在感を極限まで削ぎ落とし、ユーザーと情報が直接触れ合うような「ノイズレスな体験」を作り出せるかどうかにかかっている。
今回の1mm未満のベゼル達成や、物理的なギミックを削ぎ落としたシンプルな筐体設計への回帰。テクノロジーが人間の感覚にシームレスに寄り添うフェーズに入ったことを、この端末は静かに、しかし強烈に物語っている。
発売は2026年第4四半期の見込み。それに先立ち、コンパクトモデルのOnePlus 15sの投入も予想されている。単なる「画面を持つ板」から、純粋な「情報の窓」へ。ベゼルレスの極致を追求するOnePlus 16が、次世代スマートフォンの新たな基準を打ち立てる日は近い。

