発売まで残すところ約2カ月と迫った『グランド・セフト・オートVI(GTA 6)』で、シリーズの歴史を塗り替える表現規制の踏み込みが現実味を帯びてきた。PlayStation Storeの一部地域で一時的に表示された年齢レーティング情報から、作中に直接的な「セックスシーン」が存在する可能性が浮上したのだ。
発端となったのは、海外掲示板Redditで共有された欧州レーティング機関「PEGI」の審査区分画像だ。短時間の掲載だったものの、そこには最高指定となる「18」のアイコンとともに、明確に性描写を示すディスクリプタが記されていた。さらにニュージーランドのPS Storeでも、保護者同伴であっても18歳未満のプレイが禁じられる最高区分の適用が確認されている。
これまでGTAシリーズは、過激な暴力や薬物描写、痛烈な社会風刺を軸に大人向けのエンターテインメントを築き上げてきた。北米ESRBでは一貫して「M(17歳以上)」指定を受けつつも、性行為の直接描写についてはカメラを逸らすなど、明確な一線を引いてきた経緯がある。
かつて『GTA: サンアンドレアス』で世界的な物議を醸した「ホットコーヒー」騒動も、没データを開放するユーザー改造(MOD)に過ぎなかっ
だが今回取り沙汰されているのは、改造ではなく開発陣が意図して組み込んだゲーム本来の機能だ。欧州で同様に「セックス」アイコンが付与された大作としては『サイバーパンク2077』が記憶に新しい。同作は生々しいベッドシーンを物語やキャラクター表現の延長として組み込み、世界観の退廃美を描き切った。
もし『GTA 6』が同等の描写に舵を切ったとすれば、オープンワールドゲームの表現基準を一段引き上げる勝負手になる。双方向性を持つインタラクティブメディアが、映画や海外ドラマの領域にいかに迫るか。本作で描かれる男女のクライムストーリーにおいて、二人の生々しい関係性を描く演出としてあえてタブー視されてきた領域へ足を踏み入れたとしても不自然ではない。
ただし、レーティング統括団体の公式データベース上では、依然として該当の審査結果は正式公開されていない。ストア側の一時的な誤表示やプレースホルダーである余地も残されている点には注意が必要だ。
Source:NotebookCheck


